おカネ
世の中に出回っているおカネの総額っていくらでしょうか。
調べればわかるかもしれませんが、面倒なので、そこまではしません。
数年前に出版され、話題を呼んだ、ピケティの、
21世紀の資本
と言う本。
その中で書かれた衝撃の数式、
r > g
rは資本収益率
gは経済成長率
なので、この数式が成立すると言うコトは、労働して増えるおカネよりも投資して増えるオカネの方が多いと言うコトです。
おカネ持ちはますますおカネ持ちに。
貧しい人はますます貧しく。
なにせ労働で増えるおカネよりも投資で増えるおカネの方が大きいから、働くよりも資産運用の方が稼げるわけです。
配分
世の中にあるおカネの総額を知らないので何とも言えないんですが、実は、世の中のおカネを全部足せば、重要な問題を解決できるんじゃないかと。
それは餓死。
世の中には月旅行を計画するおカネ持ちもいれば、逆に、貧しくて餓死する人もいます。
日本だけでも毎年、2000人が餓死。餓死大国ですね。
もちろん世界にはもっともっと餓死する人がいます。
そんな人たちは餓死するだけの罪を犯したわけでは無いんですよね。
例えば、わかりやすく言うと、世の中に1億円あって、そのうちの9901万円を1人のおカネ持ちが持っていて、残りの99万円を99人が取り合っているとします。
取り合っている人たちの1人あたりの取り分は1万円。
1人だけが裕福で、残りの99人はすぐに財産が底を尽きます。
これって、100人全員が100万円ずつ持った方が餓死する人が減りますよね。
1人のおカネ持ちが普通の人になる代わりに99人の命が救われる。
ボクは別に平等主義では無いんですけど、少なくとも、それは誰も死なないのが前提です。
まずは、全ての人が生きるコトができて、その上で、おカネ持ちになる人が出てくる。
その役割を果たすのが本来の民主主義の政府だと思うんですよね。
富の再分配。
みなさん、いかがでしょうか。