キングダム
もはや国民的人気マンガのひとつ、「キングダム」ですが、ボクが何度も感動で泣かされています。
その中でも特に好きなシーン。
それが、紫夏と言う女性のシーンですね。
多少、ネタバレになるので、イヤな人は読まないでください。
紫夏には幼い頃に命を救って育ててもらった恩人がいます。
その恩人が歳をとって亡くなる場面。
紫夏は、恩人に向かって、まだ恩返しができていません、と悲しみます。
すると恩人は、自分に対して恩返しをする必要は無い。私はお前を助けたのだから、今度は、お前が誰か困っている人を助ければ良い。そうやって人はつながっていく。
そう言って亡くなるのです。
紫夏はその後、子供時代の政(後の始皇帝)を助けるために命をかけます。
ペイフォワード
すばらしい話ですね。
これ、ペイフォワードと呼ばれる概念です。
誰か、困っている人を助ける。
助けた側の人間は人助けをできるくらいの余裕があるわけです。
つまり、そこまで困っていないわけです。
その人に対して恩返しをするくらいなら、そのチカラを、今度は別の困っている人に向ける、と言う発想なのです。
そうやって、助け合いのつながりが広がっていく。
ボクはかつて、このペイフォワードを友人から教えてもらって、感銘を受けたので、それを心がけています。
助けてくれた人には、もちろん感謝はしますしお礼も言いますが、それ以上の恩返しはしません。
そのチカラを、また別の誰か困っている人に使うようにしています。
助ける余裕のある人に恩返しをしてしまうより、困っている人に資源を使う。
どうですか?
すごく、世の中の役に立つと思いませんか?
ペイフォワード。
もし、ひとりでも、この考え方に賛同してくれれば、ぜひ実践してください。
ボクも引き続き、そうやって生きていきます。