予言
昔から、ノストラダムスやらマヤ暦やらで、地球が滅亡する、的な話が持ち出されます。
まあ、いまのところ、地球は滅びていないので、ハズレているわけです。
なぜハズレるかと言えば、それらがオカルトであって科学的根拠が無いからです。
例えば、ボクが、ここで、
「2020年4月15日に地球は滅ぶ。」
と言っても、誰も信じませんし、それは根拠が無いからです。
しかし、実際問題、オカルトでは無く、科学的に未来を正確に予測するコトは理論的には可能なのです。
物理法則
この世界は、宇宙の全てが、物理法則に従って動いています。
例えばボクが静止しているボールを押せば、ボールは向こうへ転がります。
これは、ボクが向こう向きへのチカラをボールに加えたからであって、ごく当然の物理法則です。
逆に言えば、ボクは、ボールを押す前に、
「ボクがボールを押せばボールは向こうに転がる。」
と言う正確な予測ができるわけですね。
宇宙全体は、それらの連鎖です。
ドミノ倒しやピタゴラスイッチもそうですよね。
スタートからゴールまで長いですが、なぜきちんとゴールできるかと言えば、1個1個のパーツが物理法則にしたがって動くコトがわかっているからですよね。
もし、途中のドミノが1個だけ物理法則に逆らって倒れなかったり手前に倒れたりしたら、ゴールはできませんが、そんなコトは絶対に起こりません。
もし倒れなかったのなら、それは物理法則が覆ったのでは無く、配置に問題があっただけです。
日本を飛び立った飛行機がいつアメリカに到着するかも予測できます。
これも物理法則のおかげ。
全宇宙のあらゆる物体が物理法則どおりに動くので、電車や飛行機やパソコンを作るコトができるわけです。
人間の身体もたんぱく質でできていて、物理法則どおりに動いています。
と考えれば、答えは見えてきましたよね。
現在の技術ではまだ不可能ですが、もし、コンピュータがもっと進化して、世の中のあらゆる物体の移動速度や方向や移動量などをあらかじめシミュレーションできれば、何年の何時何分にどこにあるかがわかります。
大気の動きや水の動き。
人の動きや動物の動き。
すべてシミュレーションでわかります。
人間の脳神経の動きも物理法則どおりなので、シミュレーションによって、全人類のすべての脳を把握できれば、この先、人間がどう進化して、科学技術がどう進化して、文明がどう進化するのかもわかってしまいます。
つまり、何年の何月何日に、誰がどこにいて、どの天体がどこにいるかもわかるわけです。
繰り返しますが、前提条件は、コンピュータが超絶に進化して、あらゆる物体の物理的動作をシミュレーションできるようになるコトです。
現時点ではそれは不可能ですが、コンピュータの超絶進化でシミュレーションが可能になれば、未来予想を科学的に行うコトができる、と言うコトになります。
意味、わかりますか?
それって、正確に地球滅亡の年月日がわかるコトを意味するので、それが実現しないほうが幸せなのかも知れません。