リーグ優勝
サッカーやバスケットボールやテニスの記事も書きたいんですが、とりあえず日本での歴史の長いプロ野球の記事を久しぶりに書いてみます。
過去のおさらいです。
まずはリーグ優勝の回数について。
2リーグ制が始まったのは1950年からなので、それ以降の話です。
1950年からと言うコトは去年(2019年)終了時点で、ちょうど70年分ですね。
現時点でのチーム名で書きますね。
例えば、マリーンズはかつてはオリオンズでしたが、その時代も含みます。
また、クライマックスで勝ち進んだチームでは無く、あくまでもリーグ優勝の話です。
チーム名:リーグ優勝回数:最新リーグ優勝年:優勝から遠ざかっている年数
で記載します。
セントラル・リーグ
ジャイアンツ:37回:2019年:0年
ドラゴンズ:9回:2011年:8年
カープ:9回:2018年:1年
スワローズ:7回:2015年:4年
タイガース:5回:2005年:15年
ベイスターズ:2回:1998年:21年
ロビンス:1回:1950年:
松竹ロビンスは今はもうありませんが、実はセ・リーグの初代優勝チームなんですよね。
現存するチームではベイスターズだけが21世紀になってから優勝していませんね。
それにしても、70回のうち37回がジャイアンツ。
6チームもあるプロスポーツリーグとして、2回に1回以上、同じチームが優勝するのは、リーグとしてはあまり健全とは言えないと思います。
ファンとかアンチとかでは無く、やはり毎年、どのチームが優勝するのかがわからない、と言うのは楽しみのひとつなので。
6チームなので6年に1回優勝すれば平均的です。そう言う意味ではベイスターズ、タイガース、ドラゴンズは直近でがんばってほしいモノです。
パシフィック・リーグ
ライオンズ:23回:2019年:0年
ホークス:18回:2017年:2年
バファローズ:12回:1996年:23年
ファイターズ:7回:2016年:3年
マリーンズ:5回:1974年:45年
ゴールデンイーグルス:1回:2013年:6年
(近鉄)バファローズ:4回:2001年
ゴールデンイーグルスはパ・リーグ参入が2005年と新しいので単純な比較はできません。
70回を6(チーム)で割ると、約11.7です。
つまり累計12回以上優勝していれば強くて、11回以下なら弱いと考えられるかもしれません。
すると、パ・リーグでは強者が3チーム、弱者が3チームと、わりと健全な展開を見せていると言えそうです。
ただ、バファローズは23年、マリーンズに至っては45年も優勝していないわけで、多くの人は、この2チームのリーグ優勝のシーンを覚えていないか知らないでしょう。
マリーンズは実は2005年はリーグ優勝扱いなんですが、それは当時のプレーオフ(今のクライマックスシリーズ)での勝者がリーグ優勝として扱われたからです。
現在のクライマックスシリーズのルールでは勝者はリーグ優勝扱いにはなりません。なので、一応、マリーンズの最終優勝は1974年としておきました。
バファローズの最終優勝年は1996年ですが当時の名前はブルーウェーブで、イチローがいて人気がありました。
日本シリーズ
次は日本シリーズについて。
両リーグが対決して日本一を決めます。
当然、70回行われています。
チーム名:出場回数;日本一の回数;直近の日本一の年:日本一から遠ざかっている年数
で記載します。
ジャイアンツ:35回:22回:2012年:7年
ライオンズ:21回:13回:2008年:11年
ホークス:19回:10回:2019年:0年
スワローズ:7回:5回:2001年:18年
バファローズ:12回:4回:1996年:23年
マリーンズ:6回:4回:2010年:9年
カープ:8回:3回:1984年:35年
ファイターズ:7回:3回:2016年:3年
ドラゴンズ:10回:2回:2007年:12年
ベイスターズ:3回:2回:1998年:21年
タイガース:6回:1回:1985年:34年
ゴールデンイーグルス:1回:1回:2013年:6年
(近鉄)バファローズ:4回:0回
ロビンス:1回:0回
12チームあって70年間なので、約5.8です。つまり、6回以上日本一になっていれば強者、5回以下なら弱者と呼べるかと。
日本一の回数を見れば、ジャイアンツ、ホークス、ライオンズが3強で、残りは全部、弱者になってしまうんですよね。
ゴールデンイーグルスは歴史が短いですが、タイガースは長い歴史で日本一は1回だけ。
伝統的にチーム作りに弱みがありそうです。
ベイスターズもそれに近いですね。
あと、カープは35年間、タイガースは34年間、日本一から遠ざかっています。
残念ながら圧倒的です。
しかしここで、暴露話をします。
日本シリーズに出られるのは最近ではリーグ優勝チームでは無く、クライマックスシリーズの勝者です。
もし、それを抜きにして、リーグ優勝して、かつ日本一になったチームとすると、話は変わります。
マリーンズ(当時はオリオンズ)は1974年が最後のリーグ優勝かつ日本一。
つまり、45年間、遠ざかっています。
さらに、ドラゴンズは1954年が最後のリーグ優勝かつ日本一。
つまり、65年間、遠ざかっています。
クライマックスシリーズのために日本一の価値が変わってしまった気がします。
リーグ優勝して日本シリーズにも勝つ。
そのシーンをほとんどのマリーンズファンやドラゴンズファンは記憶に無いコトになってしまいます。
ボク個人は、マンネリはキライなので、毎年、新しいコトが起こるのが楽しみです。
なので、なるべく、過去に無い試合を見てみたいですね。
例えば、バファローズ対タイガースの日本シリーズとか。