親がいる
世の中には様々な境遇の人がいて、両親に育てられる子もいれば、物心ついたときには両親が他界している子もいます。
優しい両親もいれば、虐待する両親もいます。
両親によって育てられると言うのは、普通のようでいて、実は数ある境遇の中のひとつに過ぎません。
親と離れる
ボクの場合は、両親ともに実に優しい人で、仮に他人であったとしても尊敬すべき性格の持ち主です。
そんな家庭で育てられたので、両親と過ごすコトに何ら不満はありません。
しかしボクは大学を卒業するとともに実家を離れました。
何度も何度も転職しましたが、やはり実家では暮らしていません。
ずっと独身なので、実家で生活するコトも可能ですし、ボクの弟はおそらく一生、実家暮らしです。
ボクと弟は対照的なんですよね。
そんなわけで、ボクが親と会うのは年に1回か2回程度。
そんな生活を何十年と続けています。
人は、たまに会うと、歳を取ったコトがよくわかります。
たまにあって歳を取った両親を見ていると、もし、ずっと同居していたら、どんな人生だったのかな、とふと思うコトがありますね。
その選択肢はあったわけです。
結婚するわけでも無いので。
それをせずに過ごしてきた数十年。
その間に様々な素晴らしい出来事も苦しい出来事もありました。
子は親元を離れるモノなのか。
それとも一生、面倒を見て生きるモノなのか。
全体として高齢化してくると、ふと、そんな考えを持つのです。