ファイナンス
資金調達のコトを英語でfinance(ファイナンス)と言います。
日本には、なぜか、ファイナンスを毛嫌いする人が多いんですが、そんなコトだから、社会全体が貧しく、苦しい思いをする人がたくさんいるんだとボクは思います。
ある人が、才能を活かして事業を始めたいけど、当初はおカネを持っていません。
そこで、開業するためのおカネを他の人から募るコトにしました。
すると、そこにわらわらと現れるんです。
「自分で働いておカネを稼いでからにしろ!」
と言う人たちが。
時間とおカネ
人生で大切なのは、時間とおカネ、どちらでしょうか。
ボクも何度も書きましたが、おカネは稼げば増えるんです。
時間は増えません。
過ぎ去った時間は二度と戻りませんし、それは命の長さです。
例えば、住宅ローンを考えてみてください。
35年で返済する住宅ローンを組む人たち。
いま25歳の人が35年の住宅ローンを組めば、25歳で家に住めます。
逆に、35年間、おカネを稼いでから住宅を買ったとしたら?
住めるのは60歳になってからです。
それって正解でしょうか?
おカネには様々な機能がありますが、そのひとつが、時間を買う機能です。
35年後に住宅を買うのでは無く、先に住宅に住み始め、それから返済を始めるわけです。
これがおカネの便利な機能です。
事業も同じ。
せっかく、ある才能があるのに、開業資金が無くて、すぐに始められないのはもったいない。
まずは資金を集めて開業し、得意なコトで成長して人を雇う。
いろんな人にモノやサービスを提供する。
これで多くの人が幸せになれます。
そして、おカネは時間をかけて返していくのです。
ファイナンスを理解していない人は、そんなロジックを理解できず、単なる感情論でヒステリックに叫んでいるように見えます。
大切なのは、二度と戻らない命や、人々が幸せになるコトなのです。