新型iPad
毎年恒例の9月のAppleイベントが行われましたね。
例年どおり、新型iPhoneが発表され、賛否両論。これもいつものコトです。
iPhone 11 Proシリーズは、3眼カメラの話題で持ちきり。
3眼になったことでデザインがとにかくカッコ悪く感じます。
従来のiPhoneのカメラは単眼(レンズが1つ)でした。
その後、iPhone 7 Plusで2眼カメラが導入されました。
このときのカメラレンズ周りのデザインを見てください。
カメラの丸いレンズを隠すように周囲がブラックアウトされており、円形を隠すようなデザインになっています。
その後のiPhoneでも2眼機種では同様にレンズの周囲がブラックアウトされていました。
ところが今回のiPhone 11 Proシリーズでは、レンズの円形を強調しています。
従来は、楕円形全体が本体から出っ張っており、レンズの円形部分は平らでした。
しかし、iPhone 11 Proでは、レンズの土台である四角形が出っ張っており、さらに円形のレンズも出っ張っています。
つまり、2重に出っ張っているんですよね。
これはiPhoneの歴史では初めてですね。
複眼のiPhoneが円形を見せるのは今までに例が無かったので、非情に目立ちます。
タピオカと揶揄されるのもわかります。
まあ、iPhoneに関しては別の記事に書くとして、今回は新型iPadの話です。
10.2インチディスプレイ
新型iPad(iPad 第7世代)は10.2インチディスプレイです。
前機種(iPad 第6世代)は9.7インチディスプレイでした。
この9.7インチと言うのは初代iPadのディスプレイサイズであり、iPadの伝統でした。
この伝統がついに終わったわけです。
ディスプレイが大きくなった分、本体サイズも大きくなり、現行のiPad Airと同じサイズになりました。
ただし厚みはiPad Airの方が薄いです。
要は正面から見たらiPad AirもiPadも同じサイズになったわけですが、iPad Airはディスプレイが10.5インチなので、微妙に違うわけです。
現行のiPadシリーズのディスプレイサイズを書くと、
- iPad Pro 12.9インチ
- iPad Pro 11インチ
- iPad Air 10.5インチ
- iPad 10.2インチ
- iPad mini 7.9インチ
真ん中の3つは微妙に異なるだけなので、正直、必要性が薄い気がします。
まあ、圧倒的に安い10.2インチiPadが売れるんでしょうけど。
第7世代はディスプレイ大きくなっただけで、プロセッサは第6世代と同じなんですよね。
つまり、性能そのままで画面だけが大きくなった、と。
となると、むしろ処理の負荷が増えた分、少し動作が重くなる気がするんですが。
まあ、誤差でしょうけど。
気になるのは、さっき書いた、9.7インチモデルの消滅です。
MicrosoftのOfficeアプリは、10インチ以下の端末では閲覧とカンタンな編集が無料で可能です。
つまり、従来のiPadなら、WordやExcelでそれなりの編集が無料でできたんです。
しかし、今回の大型化で、10インチ基準を超えてしまいました。
基準を満たすのが
iPad miniだけになりました。
これって、多くの現場ではそこそこのダメージになると思うんですがいかがでしょうか。
そんなわけで、
- 誤差程度の大きさのディスプレイが3種類もある
- iPadとiPad Airのディスプレイサイズの違いがムダ
- Officeへの対応の劣化
と言う意味で、今回のモデルチェンジにはボクは疑問を持つわけです。