iOS10.3
数日前にiOS10.3が登場しましたね。
iPhone、iPadユーザーのみなさん、アップデートしましたか?
地味なアップデートに見えますが、実は大きな変化がありました。
それはファイルシステムが、APFSと言う新システムに更新されたことです。
それまでのiPhoneやiPad、MacなどのファイルシステムはHFS+と呼ばれていたんですが、登場は1998年。つまり、約20年ぶりに新システムが登場したわけです。
まあ外面的には何も変化が無いんですが、システムが現代のハードウェアに最適化されたので、処理速度の向上などの恩恵がありそうです。
古いアプリ
さて、iOS10.3の中で比較的重要な新機能が、古いアプリを見つけ出す機能ですね。
「設定」アプリを開きます。
「一般」を開きます。
「情報」を開きます。
「App」を開くとApp互換性の画面が開きます。
そこに並んでいるアプリが古いアプリです。古いと言うのは、すでにApp Storeに無かったり、長い間アップデートが行われていないと言う意味です。
試しにどれかをタップしてみましょう。すると、こんなメッセージが。
別のアプリをタップすると、まだApp Storeに残っているので、App Storeの画面が開きます。
しかし、「開く」をタップすると、次のような警告が。
将来のiOSでは、Appleはすべてのアプリを64ビット版にするように誘導すると言われています。
つまり、古い32ビットアプリは排除されるわけです。
もし、今回の手順で表示されたアプリがあなたにとって不要なら、アンインストールしておいても良いでしょう。
起動しても、iPhoneの動作が遅くなったり悪影響を与える可能性がありますからね。
それにしても、ボクが子供の頃に初めてパソコンを触ったときは8ビットパソコンが主流でした。
その後、16ビットパソコンであるNECのPC-9801シリーズが日本中のスタンダードになり、そんな中で富士通のFM TOWNSと言う純粋な32ビットパソコンが登場し、ボクはそれに飛びつきました。
それが、今、手のひらで動くiPhoneですら32ビットが古くて64ビットがスタンダードに。
そりゃ、歳も取りますわ。