通信速度より通信量
みなさん、こんにちは!
ドコモの通信速度がさらに上がるようです。
各社も追随していくでしょう。
通信速度が上がること自体はユーザーの利便性が上がるので良いと思います。
でも、ボクはそれよりも実現してほしいことがあるんです。
それは月間7GBの通信量制限の撤廃です。
正直、現状の通信速度でも実用的にはあまり問題が無いんですよね。
でも通信量が7GBを超えてしまうと、ドコモもauもソフトバンクもイーモバイルも通信速度が極端に制限されてしまいます。
つまり、ものすごく遅くなるんです。
ユーザーとしては7GBを超えないように心配しながら使う必要があります。
通信速度が上がれば、より短期間に7GBに到達してしまうかもしれません。
最高速度より実用速度
例えば、最高時速150km/hのクルマが最高時速225km/hにパワーアップしても、一般ユーザーの満足度はほとんど変わりません。
なぜなら最高速度を出すことは、まず無いからです。
でも、1ヶ月に300kmという距離を超えると、最高速度が12km/hに落ちてしまうという制限があったらどうでしょうか。
300kmという距離を超えないように気をつけるしかありません。
それならば、最高時速は100km/hしか出なくても、距離制限が無いクルマのほうがはるかに便利です。
スマートフォンでも動画などを見なければ7GBには到達しませんが、逆に言えば、せっかくのスマートフォンの機能をなるべく使わなければ良いという話になります。
本末転倒ですよね。
通信速度を維持するために、なるべく通信しないという変な話です。
最高通信速度を上げることよりも、通信量無制限で実用的な速度が出る方が、ユーザーとしては願うところです。
今のところモバイルで通信量無制限を実現しているのはWiMAXだけです。
かつて、デジカメで各社が画素数競争に走りました。
結果として画素数がどんどん増え、画質が下がり、写真のデータのサイズが巨大になるという、ユーザーにとって何のメリットもない状況ができあがりました。
スマートフォンの世界では、ぜひ、ユーザーの利便性を一番に技術が進展してほしいと思います。