確率
2日ほど前に、人間の死期の話をしました。
死期が事前にわかれば、それに向けて資金計画ができるので、年金問題もある程度解決します。
また、保険も不要になります。
しかし、現実には人の死期はわかりません。
明日なのか1年後なのか10年後なのか30年後なのか。
保険の不要論を読んでいると、そもそも、万が一のコトなんてめったに起こらないと書かれています。
ボクにはそれが引っかかるのです。
起こったら問題
事故が起こるのは非常に小さな確率なので、保険になんか入らなくていいよ。
それって、事故なんかめったに起こらないから、自動車のシートベルトなんかしなくていいよ、と同じ議論なんですよね。
起こる確率を考えるコトは、コストを吟味する上で重要です。
しかし、そればかりを考えすぎて、実際に起こったときのダメージを考えなければ本末転倒。
例えば生命保険は、家族の中で収入を稼いでいる人が亡くなったときに、残された家族が食べていけるかどうかがポイントです。
両親と子供の家族で、両親が共働きなら、両親のどちらかが亡くなっても、もう一人が稼ぐので、生命保険は不要です。
しかし、両親が共に亡くなったら、子供だけでは収入は途絶えるので、生命保険はある方が良い、となります。
自動車保険もそうですね。
事故はめったに起こらないですが、起こったときに無保険だと大変ですね。
確率も大事ですが、起こったときの悲惨さを考えるのも、保険の検討材料のひとつなのです。