非天マザー by B-CHAN

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ゲーム条例パブコメについての香川県議会の既に確定している罪

パブコメ

 

 

香川県でゲーム依存症対策条例が可決しました。

この条例に関しては、ネットで意見の公募が行われていました。

この、一般人からの意見を、パブリック・コメント(パブコメ)と呼びます。

このパブコメの多くがプライベートIPアドレスからの発信であったコトが判明し、疑惑が持たれています。

 

nlab.itmedia.co.jp

 

 

ちょっとだけ専門用語が入ります。

IPアドレスと言うのは、ネット上の住所だと思ってください。

単なる数字の羅列なので、そのまま見ただけでは意味がわかりませんが、例えば、犯罪捜査などで警察が、何日の何時何分何秒にどのIPアドレスから送信されたデータかを追跡すれば、送信者が特定できます。

つまり、ネットは、匿名で書き込んだつもりでも、実は匿名ではありません。

 

IPアドレスにはグローバルIPアドレスとローカルIPアドレスがあります。

グローバルIPアドレスは世界中のアドレス。

ローカルIPアドレスは、同じネットワーク内でのアドレスだと思ってください。

例えば、あなたの家にインターネット回線が来ていて、さらに家の中で複数のネットワーク機器があれば、その複数の機器にローカルIPアドレスが割り当てられます。

ローカルIPアドレスは、一般的に、

 

192.168.●.●

 

のような数値になります。

 

今回のパブコメの多くが、192.168.7.21と言うプライベートIPアドレスからのモノであったコトが判明しています。

すると、疑惑が湧くんですね。

内部の関係者が大量に送信したのでは無いか、と。

それに対し、県議会は、「ご意見・お問い合わせフォーム」と言うページから送信すると、そのIPアドレスになる、と説明していて、それは事実だと確認されています。

 

疑問のひとつ目は、今回のパブコメの募集は、郵送、ファックス、電子メールで、と呼びかけられたにも関わらず、なぜ、多くのコメントがお問い合わせフォームから送られたのか?

 

また、多くの意見があるにも関わらず、似たような文体や、同じ誤字を含むモノも見つかっているようです。

つまり、疑惑はますます深まっていて、動員票や名義貸しなどがあったのでは無いか、と。

 

 

疑惑

 

 

常識的に考えれば、異なる人物からのパブコメが、似たような文面で、誤字まで同じだとすると、それはもう、同一人物が複数回送信したモノでしょう、と言うコトになります。

実際、ネット上では、

 

恣意的なモノに違いない

 

と断罪している人たちも少なからずいます。

まあ、ボクも、たぶんそうなんだろうな、と思います。

しかし、法治国家日本。

疑わしきは罰せず。

推定無罪。

黒の可能性は限りなく高いですが、黒だと言う証拠が無ければ無罪です。

推測を断定にすりかえるコトは良くありません。

 

なので、現時点でボクが言えるのは、この件は今のところは、何とも断定できない、です。

 

ただし、県議会としては、すでにひとつの罪を犯しています。

それは、このような投票方法ができるシステムを作ったコトです。

 

例えば、インターネットでは無く、実際に人が並んで投票するシステムを考えてみましょう。

選挙がそうですよね。

選挙では、厳密に本人確認が行われ、1人で何回も投票できないようになっていますよね。

当然です。

でも、今回の香川県議会のパブコメに関しては、そのようなシステムにはなっていなかった、と言うコトです。

つまり、上記の様に、疑惑も部分については、まだ確定はしていないので断罪はできません。

しかし、1人で何回でも応募できるパブコメのシステムにしたのは、明らかに県議会の罪です。

これは疑惑では無く確定しています。

だから、今回のような疑惑が生まれたわけです。

 

と言うわけで、投票の動員や名義貸しについては疑惑に留まっていますが、疑惑を生み出すようなザルシステムを用意したのは香川県の罪。

これだけは、はっきり言っておきます。