非天マザー by B-CHAN

iPhoneの使い方、IT、金融、経済、不動産、保険、ビジネス、音楽、映画、ニュース、自己啓発などを語ります。

京急衝突脱線事故の現場を歩いてみた

謎のルート

 

 

9月5日に発生した京急電鉄の快速特急とトラックの衝突事故。

現場は神奈川新町駅に隣接する踏切で、東急東横線の妙蓮寺駅近くに住むボクにとっては、ジョギングコースのひとつです。

ボクの自宅からは3km程度の距離です。

京急の復旧作業が終わった9月7日に現場に見に行ってみました。

 

現時点では事故原因は発表されていないので、あくまでもボクが現場を歩いて感じた推理記事を書いてみます。

 

まず、13トントラックは第一京浜国道(国道15号線)を南西方向に向かいました。

そして、神奈川第二交差点をUターンして高速道路の入口へ入る予定だったそうです。

Uターン

 

 

高速道路に入ったら千葉方面へ向かい、めでたしめでたしのはずでした。

ボクもこの交差点に立って眺めてみました。

第一京浜国道はとても大きな道路でクルマの往来も激しく、13トンと言う大きなトラックがUターンするには微妙です。

でも、Uターンしないと高速道路に入れません。

Uターンをできなかったか、もしくは、単に間違えたのか、その点は不明ですが、トラックは、Uターンでは無く、右折しました。

 

右折しても大きな道です。北西へ向かいます。

京急の仲木戸駅の近くの高架をくぐる前に標識があります。

高さ制限

 

 

標識の様子を写真に撮りました。東中川駅地下道の高さ制限について書かれていますね。先には京急仲木戸駅の高架線路が見えます。

標識

 

 

さっきの地図でわかるように、そのまま東神奈川駅に向かっても高さ制限で進むコトができません。

なのでトラックは、右折か左折する必要があります。

ボクも現場で見ましたが、左折は細い道です。また、目的地とは逆方向です。

なので、恐らくトラックは右折するしか無かったのでしょう。 

右折した

 

 

もちろん、右折した時点では、その先がどうなっているかはわかりません。

いつもの道ならともかく、おそらく初めての道なので、その先で細くなっていくなんて知らなかったのでしょう。

 

ここまででわかったのは、この北西へ向かう道路に入った時点で、13トントラックは、右折するしか選択肢は無かったのです。

なので、なぜあんな狭い道に入ったのだろうと言う疑問はおかしくて、そもそも他に選択肢が無かったのです。よって運転手はベストな判断をしたわけです。

むしろ疑問はさっき書いた、なぜUターンできなかったか、ですね。

 

右折したらすぐに、もう1度右折できます。ここを右折すればさっきの道に戻るコトが可能です。

2車線のトンネル

 

 

ただし、高架下のトンネルで2車線。

トラックは幅が2.6メートルもあるので車線をはみ出します。

トンネル内でのすれ違いは不可能です。

また、鋭角に曲がる必要があり、13トンと言う大きなトラックでは多少無理があります。

これは推測ですが、ここで無理に右折するよりも、まっすぐ北西に向かって広い道に出ようと判断したと思われます。ボクが運転手なら、そう考えます。

 

そんなわけで京急の線路沿いを北西に向かいます。 

3箇所の右折

 

 

ボクも実際に通ってみました。

途中、右折できる道が3箇所ありますが、高さが足りなかったり、幅が足りなかったり、歩行者専用であったり、13トントラックではいずれも不可能な道です。

左折も考えられますが、道が細くて大型トラックが曲がるのは不可能です。

 

なので、引き続き北西にまっすぐ進むコトになります。

 

 

細くなるルート

 

 

そして、ここからが落とし穴。

もともと細い道ですが、ここからさらに細くなって一方通行になります。

一方通行

 

 

道が細くて一方通行なので、もうひたすら進むしか選択肢はありません。

と言うわけで、おさらいしておきますが、最初に神奈川第二交差点を右折した時点で、大型トラックは、ここへ来る以外に選択肢は無いのです。

なので、なぜこの狭い道に入ったのかは疑問にはなりません。

なぜ国道15号をUターンせずに右折したのかが論点になります。

Uターンできなかったのか、間違えたのか。

 

そして、事故現場である踏切に到達します。 

左折断念

 

 

報道によれば、最初は左折を試みましたが、道路が狭くて断念。

右折に切り替えました。

長い時間をかけて、何度も何度も試みたようですが、とにかく道路が細いのとトラックが大きいのとで、一筋縄にはいきません。

やっとトラックが右に曲がって線路内に入ったら、そこへ快速特急が来て衝突です。

トラックが踏切に入って、わずか10秒だったそうです。

快速特急は時速120km/hで、私鉄の中でも最速クラスの電車です。

電車の運転士にしてみれば、避けようの無い事故だったと思われます。

 

以上、詳しくは警察発表などを待ちたいと思いますが、ボクが現場で思ったのはただひとつ。

国道15号線から神奈川第二交差点を右折した大型トラックは、今回の踏切へ行くしか無い、と言うコトですね。

つまり、神奈川第二交差点を右折した時点で運命は決まる、と。

もちろん、仲木戸駅周辺の道路事情を熟知していれば、回避できるかも知れませんが、今回の運転手は、国道15号線でUターン予定だったので、仲木戸駅には詳しくは無かったのでは無いでしょうか。

 

ボクがもし、ここの道路に詳しく無くて、自分が大型トラックを運転していたら、やはり神奈川新町駅の踏切までやって来たと思います。

 

なので、回避策として必要なのは、神奈川第二交差点に、

 

大型車は右折禁止(通り抜け不可)

 

と言う標識を設置するコトでしょうか。