確率的に言えば宇宙人はいない
みなさん、こんにちは!
B-CHANです。
宇宙人の存在って信じますか?
よく、幽霊と宇宙人をごちゃまぜにして語る人がいますが、両者はまったく別です。
幽霊は、昔の人が子供をしつけたり宗教で人を支配するために創り出した架空の存在です。
人間が創り出した架空の存在なので実際には存在しません。
(それでも作られてから数百年も数千年も経つと信じる人が出てきますが。)
いっぽう、宇宙人、というか地球外生物は、想像上の話ではありません。
この地球に実際に生物がいる以上、広大な宇宙のどこかに、地球と同じように生物がいてもおかしくありません。
幽霊と宇宙人を同レベルで語ることは間違いなわけです。
ところで、人間は生まれた時は無知です。
成長するにつれ、いろんなことを学び、知識が増えていきます。
知識が増えるほど、この世の中で知らないことが減っていくと考えるのが当然です。
でもホントは知識が増えるほど、世の中の謎は増えていくのです。
下図を見てください。
これは「知識の球」と呼ばれています。
球の内部が人間の知識です。
玉の外部が未知の領域です。
玉の表面はいわゆるフロンティア(境界)であり、未知の領域に接しています。
人間が謎だと思う部分は、この球面付近に限られます。
知識が増えるほど、つまり球が大きくなるほど、球面は大きくなり、謎は増えていくのです。
例えば、生まれたばかりの赤ちゃんは宇宙の存在すら知らないので、宇宙に関して疑問を持つことはありません。
しかし、宇宙というモノの存在を知った時、宇宙に関する多くの疑問を持つようになります。
つまり知識が増えるとともに謎が増えるというわけです。
ギリシャの哲学者ソクラテスは、
「自分が知らないということを知っているのは、知らないということを知らないよりも優れている。」
と言いました。
宇宙の存在すら知らずに死んでいくよりも、宇宙の存在を知り多くの謎を抱えるほうが優れているというわけです。
人生は一度きり。
自分が生きるこの世界について、知らないことを多く残すよりも、多くのことを学んで多くのことを知る。
それが人間の生きがいのひとつでは無いでしょうか。
さて、話を最初に戻します。
宇宙には膨大な数の星があるから、確率的には宇宙人がいてもおかしくない。
ボクもそう考えていました。
多くの人がそう考えます。
しかし、実は、確率論を突き詰めると、地球以外に宇宙人がいると考えることに矛盾が生じてくるのです。
確率的には宇宙人は存在しないという結論に行き着くのです。
その理由を知りたいですか?
今回の知識の球、宇宙人の存在、そして宇宙の外側。
答えはこの本に書かれています。
いわゆる難解な物理学知識は不要です。
自然科学による理系的アプローチ、人文科学、社会科学による文系的アプローチで書かれていて、誰でも読みやすく読後感も爽快です。
夏休みの知識のパワーアップにオススメしておきます。
Kindle版もあるのでスマートフォンで読めますよ。