フロッピーディスク
ボクが幼い頃にパソコンを使い始めた時代は、まだマウスなんてモノもWindowsなんてモノもありませんでした。
パソコンの操作はキーボードで。
データの保存はカセットテープでした。
数年経って、フロッピーディスク(FD)が一般化し、ボクも、PC-8801シリーズと言うパソコンを入手し、FDの手軽さと高速性に感動しました。
カセットテープなんて、いちいち巻き戻して記録ですし、読み書きに数分かかりましたから。
その後、ハードディスクドライブ(HDD)の時代になり、CDやMOなども併存しました。
ボクはZIPと言うメディアも使っていました。
全然知らない人も多いでしょうけど、懐かしいと思う人もいるでしょう。
現在のフロッピーディスク
さて、現在では、フロッピーディスクドライブ(FDD)を作っているメーカーなんて存在しないでしょうし、FDでデータを記録している組織なんて、役所など、ごく一部でしょう。
現在存在するFDDが故障すれば、世の中のFDのデータは誰も読み込むコトができなくなるわけです。
Xデーは迫っていますね。
さて、最近、知人がFDを持ち出してきました。
その人はPCの素人なので、FDの知識もありません。
素朴な疑問として、
これの中に入っている1枚の写真を見たい
とボクに尋ねてきました。
さて、困った。
過去に無数のFDを取り扱ってきたボクも、今はFDDなんて持っていませんし、見る機会もありません。
考えられる選択肢は2つ。
- FDDを買う
- FDDからデータを吸い出してくれる業者に依頼する
です。
前者であれば、Amazonなどで探せばたくさん出て来ます。
たった1枚の写真を読み出すためにドライブを買うのかと言う話になりそうですが、2,000円程度ですし、処理が終わったら、さっさとヤフオク!に出品するだけです。
後者であれば、FDからCD-Rにコンバートしてくれる業者が見つかります。
価格相場はまちまちですが、1,000円から3,000円くらいの業者がいくつか存在します。
そう考えると、後者と言うコトになりそうですが、ボクはふと考えました。
ボクがFDDを持てば、前者を仕事として行えそう。
FDから現代のメディアへとコンバートする仕事。
これって以外と需要ありそうじゃないですか?
ちょっと考え中。