KDDI
7月2日の未明に発生したauの回線障害は、4日になって、ようやく「ほぼ復旧」と発表されました。
ほぼ復旧なので、完全復旧ではありません。
と言うわけで、auの通信回線には巨大な脆弱性が存在するコトが明らかになりました。
ボクは1990年代の携帯電話普及開始の頃から様々なキャリア、様々な機種の携帯電話を使っていますが、これほど大規模な障害は初めて目にしました。
ボク自身、ツーカー、ドコモ、UQ mobile、ウィルコム、NTTパーソナル、au、ソフトバンク、楽天モバイルなどを使用してきた経験があります。
要するに、ほぼすべてのキャリアを使ってきました。
これからも、どんどん乗り換えるでしょう。
現時点では、ソフトバンクのLINEMOと楽天モバイルを使っています。
回避手段
売上高が1兆円を超える超巨大企業でさえ、このような脆弱性を抱えているわけです。
なので、どこのキャリアで契約していても、通信障害が発生する可能性はあります。
ドコモの通信障害も記憶に新しいですしね。
日本には、ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの4つしか無いんですよね。
各MVNOはこれら4社いずれかの回線を使用します。
楽天回線を使うMVNOはまだ無いかも知れませんが。
なので、障害に遭遇する確率は4分の1。
今回はauだったので、ボクは影響はありませんでした。
楽天モバイルもローミングでau回線を使っていますが、ボクはLINEMOもあるので大丈夫だったわけです。
1回線だけの契約の人が大半なので、4社のうち1社で障害が起これば、遭遇する確率は4分の1。
なので、障害を回避するためには、2社以上で契約しておくのがかなり有効です。
と言っても、格安MVNOは大手キャリアの回線を使うので、同じ回線を使うMVNOで契約しても無意味ですね。
例えば、ドコモと、IIJmioのDプランを持つのは意味が無いわけです。
あと、外出先ではやむを得ないんですが、自宅や勤務先、施設などにいるときは、できるだけインターネット回線を使うのも防衛策です。
ボクも自宅にはネット回線があり、自宅ではLINEMOや楽天モバイルの回線を使わず、Wi-Fiを使います。
この場合、キャリア回線を使う音声通話では無く、ネット回線を使う通話アプリを使うのが正解。
日本で一番メジャーなのはLINEですね。
LINE通話なら電話回線では無く、ネット回線で通話するので、キャリアで障害が発生してもWi-Fiがあれば話せます。
同様に、AppleのFaceTimeもLINEと同様の仕組みなので、iPhoneユーザーは知っておくと良いと思います。
ここに書いたのは、わりと多くの人が知っているコトですが、逆にこれらを知らない人は、キャリアの通信障害が発生したときに右往左往する可能性が高いと言うコトです。
ほんのちょっとだけ勉強して、リスク回避をする確率をあらかじめ上げておくコトをオススメしておきます。