偽装リンク
みなさん、こんにちは!
B-CHANです。
一昔前はGoogleは多くのサイトからリンクされているサイトを人気サイトだと判断しました。
そういうサイトが検索時に上位に出てくるようになっていたんですね。
でもそれを悪用して、リンクを偽装する人がたくさんあらわれました。
例えばAというサイトの人気を上げるために、A以外に100個とか1000個の別のサイトを作って、それらからすべてAにリンクを貼るわけです。
それだけでAは数多くのサイトからリンクされていることになるのでGoogleはAを良いサイトだと見たわけです。
しかしGoogleも進化して賢くなりました。
Aがホントに良質なコンテンツを持つサイトなら、自然に多くのサイトからリンクを貼られるでしょう。
しかし上記のように偽装的に100個とか1000個のサイトからリンクを貼った場合、その100個や1000個のサイトは中身の無いサイトだらけだったりします。
単にリンクを貼るのを目的で作ったサイトばかりなので、中身は無くて当然です。
今のGoogleは、そういう偽装を見抜くので、Aのサイトを逆に落とすようになりました。
あまりにも不自然に中身の無い多くのサイトからリンクされていれば、昔とは逆効果になってしまうのです。
昔は上記の方法でSEO対策をする業者がたくさんありましたが、当然、今では淘汰されています。
やはり、良質なコンテンツを作って、自然に多くの人から好かれる、つまりリンクを貼られるのが最高のSEO対策なわけです。
知らぬ間に被害者になるケース
さて、上記のように自分で偽装サイトを作って人気サイトを自演して評価が落ちるのは自業自得ですが、やっかいなことに、罪の無い人が犠牲になるケースがあります。
例えば、あなたのサイトが、見知らぬ誰かのサイトから大量にリンクを貼られたらどうでしょう。
あなたのサイトが変な成人系のサイトから数千個ものリンクを貼られたら。
Googleはあなたのサイトが偽装リンクをたくさん得ていると見なすかもしれません。
また、あなたのサイトが成人系のサイトと関連するサイトだと見なすかもしれません。
すると、何も悪くないあなたのサイトの評価が落とされることに繋がります。
こうなると、えん罪ですよね。
とても迷惑な話ですが、ネットでは原則的にはリンクは自由ですし被リンク(リンクされること)を防ぐことはできません。
非リンクをチェックする
なので、自分のサイトの被リンク状況をチェックする必要があります。
Googleのウェブマスターツールの「検索トラフィック」メニューの「サイトへのリンク」を開きます。
その中の、「最も多くリンクされているコンテンツ」のURLをクリックしましょう。
サイト内のどのページがどれだけリンクされているかが表示されます。
ボクの場合は、ブログのトップページはこんな感じでした。
はてなとかITmediaなどの著名サイトからのリンクは気にしなくていいでしょう。
こういうサイトは実際にボクのコンテンツを評価してリンクしてくれているからです。
しかし一番多くリンクしているのは見知らぬサイトでした。
こういうサイトはSEO目的で大量にリンクを生産している可能性が高いです。
実際にそのURLを検索してみると、あちこちのサイトを訪問して相互リンク依頼を出していることがわかりました。
良質なコンテンツによって自然な被リンクを得るのではなく、人為的にリンクをお願いして回るのは、やるのは勝手ですが、当然、自然なリンクとは言えません。
そういうサイトから9000件近くものリンクを貼られているということは、ボクのこの非天マザーもGoogleから怪しまれる可能性があります。
ちなみになぜ同じサイトから9000件近くもあるかというと、そのサイトはブログで、サイドバーがあり、そのサイドバーに非天マザーが載っているからです。
数千個の記事すべてにサイドバーが表示されるので、その数だけリンクがあるというわけです。
ありがちですね。
被リンク元サイトを否認する
しかし、リンクを貼っているのは見知らぬ誰かですし、リンク自体は違法でも何でも無いですから、それをやめてもらう権利もありません。
そこで解決策があります。
Googleには、リンクの否認ツールが用意されています。
Google ウェブマスター向け公式ブログ: リンクの否認ツール:Q&A のご紹介
否認ツールを使えば、自分のサイトへの不自然な被リンクをGoogleに否認してもらうことができます。
つまり、そのサイトからのリンクを無視してくれるのです。
これで迷惑な大量リンクによる、Googleからの評価の低下を防げるかもしれません。
上記設定画面から進んでいき、否認したいサイトを記載したテキストファイルをアップロードするだけです。
Windowsならメモ帳、Macならテキストエディットアプリで作れます。
ボクもこうやって不自然な約9000本のリンクを貼っている見知らぬサイトのURLをGoogleに否認申請しました。
効果が出てくるまでに数週間はかかるでしょうから、様子を見ていくことにします。
他のページについても見るつもりです。
なお、この手段は諸刃の剣の可能性があり、例えば、間違えて良いサイトからのリンクを否認してしまうと、かえって評価は落ちてしまうかもしれません。
しかし、昨今はGoogleは被リンクの数によって評価を上げることは無いとも言われています。
そういう意味では、その点は気にしなくても良いかもしれません。
リンクをたくさん得たからといって評価が上がるわけではない。
しかし不自然なリンクをたくさん得ると評価が下がる。
つまりリンクの数はプラスの効果は無いけどマイナスの影響はある。
そう考えれば、この対策をやる価値は十分にありそうです。
ま、Googleの評価基準が明確で無い以上、何をやるにも自己責任ですけどね。