原因と結果
前回のエントリーでは、デジカメの画素数と画質の関係を書きました。
簡単に言えば、画質というのは光量で決まり、光量を稼ぐには面積が必要、という話でした。
携帯電話やiPhoneのカメラの画素数について(画素数が多いほど高画質だと思っている人へ)
さて、こういった法則というのは人間が作り出したものでもなんでもありません。
自然界の法則であり、原理です。それを人間が変えることはできません。人間はただそれを利用するだけです。
例えば、人間は技術を進化させて、空を飛べるようになりました。
でもそれは、自然界の法則を改良したわけではありません。昔も今も、地球には同じように重力があります。
ではなぜ、人は飛べるようになったのか?それは、重力よりも大きな浮力を発生させれば上昇する、という自然の原理を発見したからです。
繰り返します。どんなに技術が発達しても、自然の法則は変わりません。
デジカメも同じです。画質を上げるために技術は進歩していますが、それらの技術は、必ず自然の法則に従っています。
つまり、光が多いほど画質は上がると言うことです。
ですから、各メーカーは、撮像素子の感度を上げたり、それぞれのセンサーの受光面積が増えるような改良をしています。
技術の進歩というのは自然界の法則を変えることではなく、自然界の原則をどうやって最大限使うかどうかと言うことなのです。
もし、デジカメの画質が上がったとしたら、それにはきちんと理由があります。
その理由が、撮像素子が処理する光の量が増えた、つまり感度が上がったり受光面積が増えた、ということです。
結果には必ず原因がある。これを因果関係と言います。
口内炎の原因
さて、口内炎の話です。
ボクは口内炎によく悩まされます。よって早く治す方法を試行錯誤しています。
早く治す、という結果を得るためには、因果関係を考える必要があります。つまり口内炎の原因です。
ズバリ言いますと、口内炎とは、口の中の患部に細菌が感染している状態を言います。
細菌とは生き物です。
ということは、口内炎を治すには細菌を殺せばよい、ということです。これが因果関係です。
細菌を殺す手っ取り早い方法は、焼き殺すことです。
針を炎で熱して、その針を口内炎に当てれば、細菌は死滅し、口内炎はあっという間に治ります。
ただし、この方法は、口内炎の治療と引き替えにヤケドをするという別のリスクが発生します。
そこで、細菌を殺す別の方法を考えます。
そう、殺菌剤です。
殺菌用の洗剤や薬品はいくらでもあります。しかし、口の中に入れられるようなものは限られます。
それは、うがい薬です。
うがい薬をあまり薄めずに、なるべく濃い状態で口に入れて、口内炎の患部を洗浄してみてください。
焼き殺す方法には及びませんが、殺菌剤が細菌を殺傷して口内炎を治してくれます。
しかも、この方法はとても簡単です。
今回はたまたま口内炎治療の話をしましたが、物事を成し遂げる、つまり結果を出すためには、その原因が必要だということです。
結果がなかなか出ない人、もう一度、因果関係というものを考え直してみませんか?