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ガラケーからスマホに買い換えると、ここが便利 - アドレス帳

アドレス帳のクラウド化

従来型の携帯電話のことを日本ではガラケー(ガラパゴス携帯電話の略)と呼んだりします。
非常に高機能で、高機能すぎて逆に世界では全くと言っていいほど売れませんでした。
一方のiPhoneは機能はガラケーと比べるとシンプルです。



最近は高機能なAndroid機も増えてきましたが、そもそも、
高機能=便利
なんでしょうか?
機能というのは必要に応じて選べばよいのであって、使わない機能がいくらあっても無駄なだけです。
一方で、あればとても便利な機能もあります。
スマホにある機能はたいていガラケーにもありますが、概念が全く違っていて同じ機能でも便利さが全く違うものがいくつかあります。
今回はアドレス帳の話をしましょう。
従来のガラケーでは、アドレス帳という機能をガラケーの中に内蔵していました。
なので、友人知人の電話番号やメールアドレスをコツコツと電話機に入力して保存していましたよね。
昔はこれが当たり前でした。
もっと昔は紙の手帳に手書きで書き込んでいましたが、それが機械に置き換わっただけですね。
このアドレス帳の最大のデメリットは何でしょうか。
それは、故障や紛失のリスクです。
例えば、500件のアドレスを保存した携帯電話も紛失したり水の中に落としてしまえば、一瞬でアドレス帳も失ってしまいます。
一般の商品であれば、紛失すれば、また買い直すこともできますが、友人のアドレス帳という固有の財産はおカネでは手に入りません。
スマホの時代になって、このリスクを回避できるようになりました。
厳密に言えば、スマホのおかげでは無く、クラウドのおかげです。
代表的なものにGoogleアドレス帳というものがあります。
iPhoneもAndroidもGoogleアドレス帳に対応していますので、これの説明をします。
iPhoneやAndroidでは初期設定さえしてしまえば、あとはGoogleアドレス帳と自動的に同期するようになります。
例えば、あなたがiPhoneに友人の電話番号とメアドを保存すれば、それは電波で自動的にGoogle社にあるサーバー(コンピュータ)に保管されます。
この、Google社にあるサーバーがクラウドと呼ばれるものです。
このクラウドがメインのアドレス帳だと思ってください。
もし、あなたがiPhoneを紛失させたり故障させても心配いりません。
アドレス帳データはGoogleのクラウドに安全に保管されています。
再び新しくiPhoneやAndroid機を買い直して、同じアカウント名でログインすれば、自動的にその新しいスマホにアドレス帳が流れ込んできます。
また、パソコンでGoogleアドレス帳にログインすると、パソコンの大画面でアドレス帳を見たり編集することも可能です。
つまり、あくまでもGoogle社のクラウドが中心にあって、そこにアドレス帳が安全に保管されており、スマホやパソコンはそれに同期するわけです。
古いケータイから新しいケータイに買い換えてもアドレス帳のデータを移し替える必要は無いわけですね。
同じGoogleアカウントを設定するだけです。
従来のガラケーではこの仕組みが無かったわけです(ある機種もあるでしょうが、ごく一部です)。
だから古い機種から新しい機種へ買い換えたら、アドレス帳のデータを移し替える手間がありました。
スマホと言えば、単に画面がタッチパネルになって、アプリが使えると思っている皆さん。
実はこういうスペック表に現れない、根本的な使い勝手の差がガラケーとスマホとの間にはあります。
一度スマホのクラウド連携の便利さを体験してしまうと、ガラケーには戻れなくなります。
逆に言えば、こういう便利なクラウドを使わないのであれば、スマホに買い換える意味も半減します。
スマホへの買い換えを迷っている人はご参考に。


詳しくは、以下の記事を読んでみてくださいね〜。

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