非天マザー by B-CHAN

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ノートパソコンを使っている大多数の人に注意喚起

これまでのパソコン

昔はパソコンと言えばデスクトップパソコンでした。
パソコン本体と画面とキーボードが分離していました。
しかし今はノートパソコンが主流。
そうなると、とっても注意しなければならないことが浮上します。
パソコンの中にはハードディスクという機械が入っています。
ハードディスクはアプリやデータなどを記録しておく機械です。
ハードディスクの中では金属の円盤がモーターによって高速で回転していて、そこにヘッダと呼ばれる機械でデータを磁気で書き込みしています。
昔のレコード盤に近いイメージです。
ただ、レコード盤と違って磁気で書き込むハードディスクの円盤は非常に精密で、それが高速回転しているので、振動にとても弱いのです。
デスクトップパソコンなら本体を動かす事は無いので基本的にはあまり心配はいらないんですが、ノートパソコンの場合は本体を動かす事が良くあります。
ノートパソコンの電源がオンの時にはハードディスクも回転している事が多いので、ノートパソコンを動かせば、円盤にヘッダがぶつかってしまう事があります。
円盤とヘッダとの距離はわずか10万分の1ミリメートルほどしかないので、ちょっとした振動でもヘッダが円盤に当たってしまう危険があります。
ヘッダが円盤に当たってしまうと、クラッシュと言って、データを破損してしまう可能性があります。
最近のパソコンやハードディスクには加速度センサーが内蔵されていて、パソコンの動きを察知したらヘッダを待避させてクラッシュを防ぐ機構はあるんですが、それでもどんな動きにも完璧に対応できるわけではありません。
なので、ノートパソコンを使っている人は、電源がオンの時にはなるべく本体を動かさないように気をつける必要があります。
せっかくのノートパソコンですが、安易に持ち運ぶ事はせずに、持ち運ぶときは必ず電源を切るかスリープ状態にしておくのが望ましいと言えます。
ちょっと面倒ですが、今までのノートパソコンの宿命でした。

SSDの登場で安心感は劇的に向上

しかし、最近はMacBook AirやUltra Bookと呼ばれる薄型パソコンが登場しています。
これらにはハードディスクに代わってSSDと呼ばれる記憶装置が採用されています。
これは磁気では無く電気的にデータを記録するモノで、モーターも円盤も使われていません。
つまり、機械的に動くする部品は何もありません。
なので、振動に非常に強く、しかも読み書き速度もハードディスクよりもずっと高速です。
SSDを使用しているMacBook Airが、HDDを使用している上位モデルのMacBook Proよりも動作が高速だったりするのはこのためです。
ボクはWindowsパソコンでもMacBook ProでもなくMacBook Airを使っているのは、まさにそれが理由で、使いやすく、高速で、重量も軽く、しかも振動に強いという事なんです。
安易に持ち運んだり動かしてもクラッシュの心配がゼロなので非常に安心です。
最近はUltra Bookが増えてきてSSD内蔵のノートパソコンも増えてきました。
ただし、1つだけ気をつけてください。
SSDはまだまだ価格が高いので、価格を抑えるためには容量は少なめになります。
そのため、一部のUltra Bookでは容量を増やすためにSSDとハードディスクを併用しているモノがあります。
その機種では、当然、振動に気をつける必要がありますし、ハードディスクに足を引っ張られるので、SSDのみの機種ほどは速度が出ない可能性があります。
パソコンを頻繁に買い換える人ならともかく、1台を長く使おうという人は、多少の価格のアップよりも、性能の良さを重視した方が良いと思います。
例えば価格が2万円高くても、それを5年間使うのなら、
2万円÷60ヵ月=333.333……
毎月およそ333円の負担増です。月333円の違いで快適なパソコンを使い続けるか不快なパソコンを使い続けるかが決まります。
このようにトータルの価格差を想定試用期間で割り算して、毎月の負担額に見合うと思ったら上位機種を買った方が結果的には元が取れると思います。
できればハードディスクを使わずにSSDのみ内蔵の機種を選ばれる事をオススメします。






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