コネクタの形状変更により過渡期が発生
あと1週間で新型iPhoneが発表されるようですが、次期iPhoneでひとつ気になる事があります。
それはDockコネクタの形状の変化です。
これまでは30ピンと呼ばれるおなじみの形状でした。
これです。
これはiPhoneだけではなく、世界中にあるiPodやiPadなど数億台にも上るAppleの機器に共通のコネクタです。
これが新型iPhoneでは小型化するというウワサです。
その事は実はとても大きな影響を与えると思います。
たぶん、30ピンタイプのケーブルはiPhoneやiPadなどの機器の総数以上に存在すると思います。
ボクも自宅で2本、他に仕事用などで使っています。
もちろん世界中に数億本あるでしょう。
それらが一斉に使えなくなるわけです。
新型iPhone発売後は新型のコネクタケーブルを売れば良いわけですが、例えば現行のiPadは30ピンコネクタのままで、おそらく来年の春までは売られるので、新旧のケーブルを併売する必要があるわけですね。
これは先日書いた画面サイズの移行期間と同じことですね。
少なくともAppleのすべての機器が30ピンコネクタで無くなる日までは新旧併売が必要です。
9月12日にiPhone5の発表があるのかどうかとウワサがどこまで当たるのかどうか
で、さらにウワサされているのが、救済措置として、新Dockコネクタ用の変換アダプタが発売されると言う事です。
つまり、世界中の大量の旧タイプケーブルが新型のiPhoneでも使えるようにするアダプタですね。
どんな形になるのかはわかりませんが、なにげに想像してみると、ちょと、ムムム、となりました。
新型iPhoneや新しいコネクタケーブルの予想図はAppBankさんのページに載っていますので見てください。
iPhone 5の噂まとめ!9/12の発表の前におさらいしてみましょう! - iPhoneアプリのAppBank
Dockコネクタが小さくなるので、底面のレイアウトに余裕ができ、イヤフォンジャックが従来の上面から底面に移動しています。
このレイアウトに変換アダプタを差し込むと次の図のようになるのかな、と。
なんだかなあ。
まず、スピーカーやマイクを覆ってしまうのが何とも。
あと、特にiPhoneの保護ケースに関して問題が出てきそうです。
なぜなら、iPhoneの保護ケースというのは、コネクタを差せるように、端子の周囲がくり抜いてありますよね。
新型のDockケーブルは端子が小さいので、くり抜きも小さくなると思うんですが、そうなると、この変換アダプタが差し込めません。
変換アダプタを考慮すれば、結局すぐ隣のスピーカーやマイクの事もあるので、くり抜きでは無く、底面は完全に開いた状態になるということですね。
- 新型の端子の部分だけをくり抜いた保護ケース
→変換アダプタは使えない。
- 変換アダプタも使える保護ケース
→底面が保護しない。
ということです。
まさか次のような、中途が太いブサイクアダプタにはしないと思いますしねえ。
果たしてAppleは本当に変換アダプタを発売するのか、それとも旧ケーブルは見捨てて強制的に新ケーブルに移行させるのか。
保護ケースを発売するサードパーティーメーカーはどうするのか。
見ものです。