非天マザー by B-CHAN

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あらためてiPhoneの画面の明るさについて学んでみる

スマホは便利すぎてまだまだ知らない事がある


ボクはiPhone3GSからiPhone4、iPhone4S、iPhone5と合計4機種のiPhoneを使ってきました。
別にAppleのファンでは無い事はいつも言っていますが、iPhoneをこんなに使うのは、単に便利だからです。
あればとても便利であり、無ければとても不便、それだけのことです。
特にスマートフォンとしてクラウドと連携すると、いかに便利かということは、このブログでもいろいろと紹介してきました。
例えば、携帯電話を買い換えたら、従来の携帯電話ならアドレス帳の移行などという面倒な作業が待っていますが、スマートフォンとクラウドを使えば、そんなことをしなくても自動的にアドレス帳は新しい機種に同期されます。
それどころか、パソコンでもタブレットでも常に同じアドレス帳を使えます。
スマートフォンは単に携帯電話の画面がタッチパネルになっただけ、なんて思ってる人は、スマートフォンの圧倒的な便利さを知らずにいると思うので、ボクから見たらもったいないなあと思ってしまうわけです。
流行ってるから使うのでは無く、便利だから使う、これもボクがいつも言っている事ですね。
知識というのは役に立ってるために持つのであり、やっぱり知らないよりは知っている方が得をするのは世の常です。
そう思うボクですが、まだまだ知らない事もたくさんあります。
例えば、iPhoneの画面の明るさの設定について。

iPhoneの画面の明るさについて実験


iPhoneの画面の明るさ調整画面は、「設定」アプリの中にあります。
画面の明るさ


ご覧の通りとてもシンプルで、明るさを調節するスライダと、「明るさの自動調節」のオンオフスイッチだけです。
スライダを左へ動かせば画面は暗く、右へ動かせば明るくなります。
右端へ到達すると輝度は最大になりますが、左端に到達しても真っ暗にはなりません。真っ暗になると見えなくなるのでほんの少し見える程度の輝度になります。
ここは当たり前ですね。
では、「明るさの自動調節」って何でしょう?
自動調節するならスライダはいらないじゃん!
と思ってしまいますが、自動調節をオンにしてもスライダで調節する事ができてしまいます。
これはどういうことでしょう?
ここで、3種類の明るさの環境を用意してください。

  • 非常に明るい場所(電灯の真下などでいいです)
  • 普通の明るさの場所(普通の部屋でいいです)
  • 暗い場所(部屋の電灯のスイッチを切ればいいです)

それでは実験してみましょう。
「明るさの自動調節」は常にオンにしておいてくださいね。
ボクはiPhone5を使っているのでOSはiOS6です。他のOSや機種の人は違った結果になるかも知れないのでご了承を。
まず、


パターンA
普通の明るさの場所でスライダを真ん中あたりにセットしてください。
そしたらiPhoneを非常に明るい場所へ移動。するとスライダは右へ移動し、画面は明るくなりますね。
ちゃんと自動調節が働いています。
こんどは再び普通の明るさの場所にiPhoneを戻します。スライダは左へ移動し、画面は元の明るさに戻ります。
次にiPhoneを暗い場所に持って行きます。スライダはさらに左へ移動し、画面はとても暗くなります。
これも普通の明るさの場所に戻すと、画面の明るさもちゃんと元の明るさに戻ります。
それでは、


パターンB
こんどは普通の明るさの場所でスライダを真ん中と左端の中間くらい(左端から4分の1のところ)にセットしてみてください。
これで非常に明るい場所にiPhoneを持って行くと、同じようにスライダが右へ移動し、画面は明るくなります。
そして再び普通の明るさの場所へ戻すと、ちゃんとスライダは左端から4分の1のところに戻ります。
真ん中ではありません。
ここがパターンAと異なるところですね。
最後に、


パターンC
ここでは普通の明るさの場所でスライダを真ん中と右端の中間くらい(右端から4分の1のところ)にせっとしてみてください。
これで非常に明るい場所にiPhoneを持って行くと、同じようにスライダが右へ移動し、画面は明るくなります。
再び普通の明るさの場所へ戻すと、スライダは右端から4分の1のところに戻りますね。
さらに暗い場所へiPhoneを持って行くと、スライダはさらに左へ移動し、画面も暗くなります。


ここまででわかったのは、iPhoneの画面の明るさの自動調節というのは、環境の明るさに応じて最適な画面の輝度にしてくれるというものでは無いと言う事ですね。
同じ明るさの部屋でも、ユーザーが自分でスライダを真ん中あたりにセットすれば、iPhoneはその状態を記憶してくれますし、右の方にセットすれば、その状態を記憶してくれるわけです。
これは環境の明るさに応じて機械が勝手に画面の明るさを決めてしまうよりもよほど親切で、iPhoneの優れた機能だと言えると思います。
あくまでも環境の明るさの絶対値で画面の明るさが決まるのでは無く、ユーザーが自分好みの画面の明るさを決めてから、環境の明るさに応じて相対的に画面の明るさを変化させるわけです。


スライダの移動がジワジワと遅くて待ちきれない人は、いったんiPhoneのスリープボタン(iPhoneの右上のボタン)を押してから、再びスリープボタンかホームボタン(丸いボタン)を押して画面をオンにしてください。
そうすれば一瞬で画面の明るさは調節されます。


ここまでは便利な機能についての話しでしたが、どうやら最新のiOS6ではバグというか不具合があるようで、暗い場所に行っても思った通りに画面が暗くなってくれない現象が見られるようです。
不具合を修正するアップデートを待つしかありませんが、対処法も無いわけでは無さそうです。


iOS 6 明るさの自動調節の調整のために試したこと | 2480design Gadget


いずれにせよ、スマートフォンのバッテリーを消費する大きな原因は画面のバックライトなので、なるべく暗めに設定しておく事をオススメします。


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