クラウドのメリットとリスク
iPhoneのアドレス帳とGoogleのアドレス帳の自動同期を便利だという話をこれまでにもしてきました。
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スマートフォンに買い換えた人はアドレス帳をクラウドに切り替えるとこんなに便利になります。
クラウドというのは、日常の利便性を大幅に引き上げるという点で、ものすごく影響の大きい存在です。
とは言え、クラウドも100％完璧なモノではありません。
例えばGoogleが倒産すれば、Googleに預けてあるデータは台無しです。
あるいはそこまで行かなくても、なんらかの理由でアカウントが停止されれば同じ事です。
自分のデータなのにも関わらず、自分がタッチできなくなってしまいます。
なので、普段の絶大な利便性はぞんぶんにクラウドを活用しつつ、念のために、データはクラウドだけでは無く、手元にもバックアップしておきたいところです。
手元だけでもクラウドだけでも片手落ちで、両方にデータがある状態が望ましいわけです。
何度か書きましたが、一般商品であれば、壊れたり紛失しても、また買えば手に入ります。
しかしアドレス帳のデータは一度紛失したら手に入りません。またゼロから人に聞いて集め直す必要がありますし、もしかしたら、もう連絡が取れなくなる人が出てくるかも知れません。
固有の資産だからこそ大事なわけです。
そんなときに、とあるアプリのレビュー依頼を受けました。
CopyTrans Contacts
↑ここにCopyTrans Contactsというアドレス帳管理アプリがあります。
今回はこれを使ってみました。Windows用のアプリなので使える人は多いと思います。
日常的にiPhoneとかMacを使っているとWindowsのフォントが非常に汚いのが気になりますが、それはアプリとは無関係なので置いておきましょうか。
iPhoneとパソコンをケーブルでつなぐと、左下の連絡先欄に、iPhoneに登録されているアドレス一覧が表示されます。
連絡先欄の下には選択中の件数と全アドレス数が表示されます。
例えば、
1:1057
なら全1057件のうち、1件が選択中と言うことです。
アドレス帳のバックアップ
まずは、iPhone内のアドレス帳データをパソコンにバックアップしてみます。
特定の人物のアドレスだけをバックアップすることもできるんですが、全件バックアップしないと意味が無いので、まずは全部のアドレスを選択状態にします。
一覧部分の一番上にある「連絡先」の左側にある四角をクリックするとチェックマークが入って全件選択状態になりますね。
あとは、バックアップするだけ。
やり方はとても簡単で、まず、左上の「連絡先をエクスポート」をクリック。
次に保存先を選びます。ここではデスクトップに「新しいフォルダー」を作ってみたので、それを選んでOKを押します。
保存方法に関するオプション画面が出てきました。
「連絡先を転送」という項目では、要するに、iPhone内のアドレス帳をいろんなサービスに転送できますよってことです。
とりあえず10種類ほど選べ非常に多機能で、ほとんど主要なモノは網羅されていますね。
ただ、ここでは単にアドレス帳のバックアップなので、一番上の「連絡先をバックアップ」の「アドレス帳を保存」ボタンを押します。
これだけです。
新しいフォルダーを開いてみると、中に、フォルダーができていて、その中に全件分の住所録ファイル（vcf形式）があるのがわかります。
これを定期的にやっておけば、安心でしょう。
その他の機能
このアプリ、他にはアドレス帳のグループ分けが簡単にできます。
友人とか取引先とか分類しておけば、アドレス帳が扱いやすくなります。
また、他のアプリ（OutlookとかYahoo!メール、Hotmailなど）のアドレス帳のインポートも簡単にできます。
とても長くなるので、個々の機能の説明はここでは割愛します。
ボクとしては、最初に書いたバックアップ機能、これがとても重要になってくると感じています。
紛失したり壊れたり盗難にあっても、また買えば手に入るモノはバックアップの重要性は低いです。
しかし、アドレス帳（あるいは自分で撮った写真など）のように二度と手に入らないモノは、少なくとも二重に保管しておくのは鉄則だと言えます。
そんなときにあまり操作が面倒だと、その習慣が身に付かなくなるので、こういった簡単なアプリを1本持っておくのが良いのかなと思います。
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