日本人の海外での問題は日本全体の問題
今さらの話ですけど、日本は資源小国です。
いえ、資源貧国です。
国民が生きていくだけの天然資源はほとんどありません。
世界中からいろんな資源を輸入しています。
今回、社員の方が無くなった日揮も、それを請け負う会社の1つです。
そういう会社がそういう地域で活動しなければ、ボクもあなたも含めて日本国民は生活できません。
感謝の気持ちも持たず、危険な地域で活動する会社の自己責任、なんてバカな事は言わないでくださいね。
今回亡くなった方々は、あなたやボクや日本国民全員の代わりに犠牲になったんですから。
とても難しい問題です。
あなたやボクが生きるために、日本はこれからも外国からエネルギーを輸入し続ける必要があり、つまりそれは、そういった地域で働く人がいると言うことです。
エネルギー政策は国策なので、本当は日本の自衛隊などが現地の日本企業を警護できればいいんでしょうが、現地国家が外国企業の軍隊(自衛隊も外国から見たら軍隊です)の活動を許すはずはありません。
日本でも、企業を警護するためにいろんな外国の軍隊が日本国内で活動したら大変ですよね。
また、国が変われば宗教観も異なります。
命は現世のみという考え方もあれば、転生という考え方もあります。
死んだらそれまでではなく、死んでこそ名誉という考え方もあります。
つまり、人の命の取り扱いも国や宗教によって全く異なり、それは日本人の常識からはかけ離れていたりします。
日本人的思想を外国に押しつけるわけにもいきません。
日揮という1企業の問題として片付けるのでは無く、ボクたち日本人全員が考えていかなければならない問題だと言うことは知っておいてください。