スマートフォン時代の情報収集術
いや〜こういうタイトル書くと、いかにもライフハック的な感じがしますね。ま、そんな大げさで難しく考える必要は無いです。
スマートフォンを買ったのに便利な活用法を知らない初心者の味方ですよ、このブログは。
RSSリーダーを使いまくれ!
RSSリーダーって知ってますか?ボクは使わない日が無いくらい使いまくってます。
RSSリーダー自体はずいぶん昔からあるので、今さらという感じですが、スマートフォン時代になって、これが威力を発揮してるんですよ。
RSSリーダーという言葉の意味は考えなくていいです。
例えば、次のような事を考えてみてください。
紙の新聞や雑誌の場合
読売新聞の記事を読むときは読売新聞を買いますよね。朝日新聞の記事を読むときは朝日新聞を買いますよね。
雑誌an・anの記事を読むときはan・anを買いますよね。
そんなふうに、読みたい新聞や雑誌が増えていって、100個にも200個にもなったらどうしますか?
ホントにすべて買ってしまうと、そりゃもう大変です。
おカネもかかるし手間もかかるし、置き場にも困るし、捨てるのも面倒だし、資源も使いまくり。
インターネットの場合
読売新聞のネット記事を読むときは読売新聞をサイトを開きますよね。朝日新聞のネット記事を読むときは朝日新聞のサイトを開きますよね。
雑誌an・anのネット記事を読むときはan・anをサイトを開きますよね。
まあ買いに行く手間や置き場所や資源の問題はクリアできるにしても、何となく面倒くさいです。
見たいサイトが100や200になってきたら、やっぱり大変です。
賢いユーザーは最小限の手間と時間で最大量の情報を手に入れる
次の画像をご覧あれ。↓画像クリックで拡大。
これはパソコンのRSSリーダーの画面です。
フィード名というのは各サイトの名前だと思ってください。
上から「RBB TODAY」「TBS News-i」「Newsweek」「Gizmodo Japan」「はてなブックマーク」「ラーブロ」とありますよね。
もしRSSリーダーを使わなければ、まずは「RBB TODAY」のサイトを開いて記事を読み、次に「TBS News-i」のサイトを開いて記事を読み、次に「Newsweek」のサイトを開いて記事を読み、次に「Gizmodo Japan」のサイトを開いて記事を読み、次に「はてなブックマーク」のサイトを開いて記事を読み、次に「ラーブロ」のサイトを開いて記事を読む、という面倒くさいことをしなければなりません、ふう。
いや〜猛烈に大変ですね。
でもRSSリーダーを使うとご覧のとおり、各サイトの記事がひとつのページに一覧表示されています。
いや〜猛烈に楽ですね。
もちろん記事のタイトルだけでは中身がわかりません。記事の中身はちょっとだけ見えてますけどね。
見たい記事のタイトルをクリックすれば、次のように、表示してくれます。
「結局そのサイトのページを開くのかよ!」
と思ったあなた。
するどい。
でも考えてみてくださいよ。
最初からひとつひとつのサイトを開いて記事を探していくのと、いろんなサイトの記事が一覧表示になっているのと、どちらが早く記事を探せますか?
言うまでも無く後者ですよね。
RSSリーダーには自分の読みたいサイトをいくつでも登録できます。
読売新聞のサイトの記事と朝日新聞のサイトの記事とan・anのサイトの記事を毎日読みたいなあ、と思ったら、それらをRSSリーダーに登録しておけば、新しい記事が発表されるたびにRSSリーダーに現れます。
繰り返し書きますが、いちいち読売新聞のサイトと朝日新聞のサイトとan・anのサイトを訪問する必要は無いのです。
ね、やっぱり楽でしょ?
最初の画面を見てもらえば、左端にジャンルの項目がありますよね。
このジャンル分けは自分で好きなように行えます。
例えば「新聞」「雑誌」というジャンルを作っておいて、読売新聞のサイトと朝日新聞のサイトは「新聞」に、an・anのサイトは「雑誌」に、それぞれ登録しておけば、探しやすいですよね。
「新聞」というジャンルをクリックすれば、読売新聞と朝日新聞の記事の一覧だけが表示され、「雑誌」というジャンルをクリックすれば、an・anの記事の一覧だけが表示される、というわけです。
ボクは、例えば、iPhoneに関する英語のサイトは、「App」というジャンルと「English」というジャンルの両方に登録してます。
このようにひとつのサイトを複数のジャンルにまたがって登録することもできます。
スマートフォンでこそ威力を発揮するRSSリーダー
とりあえずパソコンの画面を見てもらいながらRSSリーダーの便利さを説明しました。しかし本当にRSSが役立つのはスマートフォンです。
考えてもみてくださいよ。
自宅や職場にいるときなら、紙の新聞を広げたり雑誌を読んだりするにも、そんなに支障はないです。
でも電車の中、特に朝のラッシュの満員電車で新聞や雑誌を広げるのは自分も他人も苦痛ですよね。
それが何冊ともなれば、不可能に近いです。
しかし、スマートフォンのRSSリーダーを使えば、片手でいろんなサイトの情報を一覧表示できます。
同じ通勤時間の間に、紙の新聞を読んでいる人は、その1紙だけから情報を仕入れますが、RSSリーダーを使っている人は多くの情報源から情報を集められます。
しかも紙の新聞と違って、より即時性が強いです。なにせ印刷して配る必要が無いわけですから。
例えば、iPhoneなら、Reeder、Byline、Sylfeed、Newsifyなどの有名なRSSリーダーアプリを始め、とにかく数え切れないくらい多くのRSSリーダーアプリがあります。
ボクも有名どころはたいてい持っているんですが、特徴はそれぞれ異なるので、自分に合うモノを見つけるのもまた楽しいと思います。
Newsify(一覧表示とブックスタンド風表示が可能)
Reeder
Sylfeed
キュレーターの役割とRSSリーダー
RSSリーダー以外でも最新のニュースを読みたければ、例えばYahoo!ニュースやGoogleニュースなどのニュースサイトもあります。それらも確かにいろんなニュースが一覧表示されていて読みやすいです。
そういった情報を一箇所に集めてくる人たちをキュレーターと呼んだりします。
では、Yahoo!やGoogleなどのキュレーターとRSSリーダーの違いは何でしょうか。
それは情報の取捨選択の主導権の違いです。
Yahoo!やGoogleのニュースの掲載記事を選ぶのはあくまでもYahoo!やGoogleの人たちです。
しかしRSSリーダーではすべて自分の読みたいサイトを登録していきます。
極端な話、iPhoneに関するサイトだけを登録しても良いわけです。
「でもYahoo!ニュースもRSSリーダーも両方読みたい!」
という人もいるでしょう。
その場合はYahoo!ニュースをRSSリーダーに登録してしまえばいいんです。
そうすればひとつのRSSリーダーでYahoo!ニュースも自分で選んだサイトの記事もどちらも読めてしまいます。
RSSリーダーの使い方
うーん、記事が長くなってしまいました。ホントはRSSリーダーの使い方も具体的に書きたかったんですが、それは次回にしますね。
今回はここまで!
RSSリーダーの概念を理解してもらえましたか?