電子書籍前、電子書籍後
みなさん、こんにちは!
B-CHANです。
スマートフォンを使うようになる以前と以後とでいろんなことが変わりましたが、一番大きな変化のひとつが書籍。
今もボクは大量の本を読んでいますが、ほとんどが電子書籍です。
まあ文庫本や新書を読むなら紙の本でもいいんですが、ハードカバークラスになると持ち運びも大変。
電子書籍なら簡単に持ち出せるので、ちょっとしたスキマ時間でもどんどん読めます。
もちろん軽さや場所を取らないというメリットだけでなく、簡単にマーカーを塗ったり消したり、文字検索できたり、一度買えば紛失リスクも劣化リスクも無くなります。
誤字などがあっても内容がアップデートされたりするのも紙の書籍には無い大きなメリットです。
学習者には学習者向け英英辞典が良い理由
特に辞書。
英語学習者は英和辞典や和英辞典、英英辞典が必須ですが、紙の書籍でこの2冊もしくは3冊を持ち歩くのは不可能に近いです。
でもスマートフォンのおかげで簡単に持ち歩けるようになりました。
これは生活の大きな変化です。
というわけでボクはiPhoneにいろんな辞書を入れています。
英英辞典アプリだけでも8冊ほどあります。
まあボクのように英語学習記事を書くiPhoneブロガーは特殊なので、こんなことになっていますが、普通の人はこんなに入れる必要はないです。
ところで英英辞典には一般向けと英語学習者向けがあります。
よく英語学習者が、
「英英辞典を読んでも説明が理解できないから結局、調べるだけで時間がかかる。」
と言うのを聞きます。
もちろん英単語の意味も英語で書かれているので、ある程度のボキャブラリーが無いと読めないです。
しかし、ここで一般向けと学習者向けの違いが出てきます。
学習者向けとして有名な3つの英英辞典。
いずれもiPhoneアプリ版があります。
どれでもいいんですが、今回はコウビルド英英辞典を選んでみましょう。
例えばstepという単語について。
まずは一般向け英英辞典であるコリンズ英語辞典で見てみます。
どうですか?
難しいですね。
一般向け英英辞典というのは、日本人にとっての国語辞典のようなモノです。
日本人が国語辞典を見るのは難しくないですが、日本語を学習する外国人が国語辞典を読むのは難しいです。
それと同じです。
そこで学習者向けの辞典の登場です。
上記のコリンズ英語辞典には同じ物書堂のアプリであるコウビルド英英辞典やウィズダム英和・和英辞典にジャンプしてくれる機能があります。
それを使います。
では学習者向けであるコウビルド英英辞典を見てみましょう。
さっきのコリンズと比べてコウビルドはわかりやすく無いですか?
実は学習者向けの英英辞典では、意味を説明する文に使われる単語の数が制限されています。
だいたい2000語から4000語程度だと言われています。
つまり学習者は多くても4000語程度の基本的な英単語を知っていれば、学習者向け英英辞典を使うことができるんです。
画面の一番上をよく見ると、
"Collins"に戻る
と表示されています。
そこをタップするだけで、最初のコリンズ英英辞典アプリに戻ることができます。
戻ったら、ついでに、同じ物書堂のウィズダム英和・和英辞典アプリにもジャンプしてみますね。
こんな感じで物書堂のアプリは同社の他のアプリへジャンプして戻ってこられるのがステキです。
画面上の任意の単語をタップすれば、アプリ内のその単語の説明ページへ簡単に移動できますし、単語を長押しすればメニューが出てきて、他のアプリへジャンプすることもできます。
物書堂のアプリは操作性が良いので、各種辞書アプリの選択で悩んだら、とりあえず物書堂でいいんじゃないですかね。
話がそれました。
英英辞典を読んでも意味がわからない人は、英語学習者なのに間違って一般向け英英辞典を読んでしまったか、あるいは4000語レベルのボキャブラリーが無い人だと思います。
基本的な英単語は最低限覚えてください。
英語上達への近道は、とにかく多くの英語に接すること。
英単語の意味を調べるのに日本語を経由してしまうと、それだけで時間のロスです。
また、英英辞典によっていろんな英文に触れる機会が増えると、英語の表現がどんどん身に付きます。
幸いなことに、英語を身に付けるのに頭の良し悪しは関係ないです。
英語の国に住んでいる人は全員英語を話せます。
なぜなら英語に接する時間が圧倒的に多いからですね。
難解だと言われる日本語を日本人がみんな話せるのと同じことです。
英単語の意味を調べるなら、まずは英和辞典ではなく学習者向け英英辞典を使うことをオススメします。
ついでにオックスフォード現代英英辞典とロングマン現代英英辞典も載せておきます。
オックスフォード現代英英辞典
ロングマン現代英英辞典
ロングマンはなんとなく大きな図が多くて親しみやすい気がします。ページのカラーもド派手ですし。
コウビルドだけ違う
ちなみに上記のコリンズ英語辞典と他の英英辞典を比べて気づいた人がいるかもしれません。
コウビルドは単語の説明が完全な文になっているんですよ。
つまり、S+V、S+V+C、S+V+O、S+V+O+O、S+V+O+Cのいずれかになっています。
他のは、説明が完全な文にはなっていません。
わかりやすくするために日本語で書いてみましょうか。
step
コウビルド英英辞典
「あなたがstepを取ると、あなたは足を上げ、それを違う場所に下ろします。例えばあなたが歩く時です。」
オックスフォード現代英英辞典
「どこかに移動するためにあなたの足を上げ下ろしする活動」
ロングマン現代英英辞典
「歩くときにあなたが足を別の足の前か後ろに置く動作」
わかりますか?
オックスフォードやロングマンは、体言止めですがコウビルドは文です。
オックスフォードやロングマンが、
■■
と言うのに対し、
コウビルドは、
●●とは■■です。
と文で説明しています。
mountainでも見てみましょうか。
mountain
コウビルド英英辞典
「mountainは急な斜面を持つ土地のとても高い地域です。」
オックスフォード現代英英辞典
「頂上が岩であることが多い高い丘」
ロングマン現代英英辞典
「とても高い丘」
違いがよくわかりますね。オックスフォードやロングマンは文になっていません。
こういう違いも頭にきちんと文型が入っているからこそ。
語学は、きちんと学習すれば1年前の自分と比べて明らかに上達している今の自分がいます。
それはホントに楽しいことですよ。
今まで世界の一部しか見ていなかったのが、一気に広がりますから。