様々なSNS
ボクがインターネットを使い始めたのは1995年頃で、まさに日本にインターネットが上陸した頃ですね。
それまではパソコン通信を使っていました。
そんなわけで、インターネットの歴史や変遷を見てきたわけですが、SNSが一般化し始めたのは、ここ10年ほどです。
いまは、Facebook、Twitter、LINEなどがメジャーですが、それまでは、WindowsメッセンジャーやYahoo!メッセンジャー、ICQなどが広く使われていました。
メールの同報送信もある意味ではSNSですね。
ネットの世界はめまぐるしく変わっているので、FacebookやTwitterやLINEも、10年後に同じように使われているかどうかはわかりません。
ボクは好奇心が強いので、そんなネットの歴史の中で、できるだけ多くのツールやサービスに手を出すように心がけました。
体験しないコトには良さも悪さもわかりませんよね。
まずは経験。
その20年以上の様々な体験の中で、ボクは、Twitterと言うツールは、メリットが大きい特殊な位置づけだと思っています。
理由は実にカンタン。
- 本名と言う個人情報を出さなくても使える。
- 拡散可能
この2つを兼ね備えているからです。
自分のブログの宣伝をしたい、YouTubeの宣伝をしたい、店の宣伝をしたい。
そんなとき、様々なネットツールを使うと思います。
実は、一番適しているのが、Twitterなのです。
日本で一番ユーザー数が多いのはLINEですが、LINEだと不特定多数に拡散させるのには向いていません。
知っている人同士のコミュニケーションツールとしての位置づけです。
次にユーザー数が多いのがTwitter。後で書きます。
次がFacebook。これは実名が基本で、承認制なので、これまた不特定多数に拡散させるのには不向きです。
次がInstagram。これは匿名は可能ですが、拡散機能はありません。つまり、フォロワー数しか見られません。1000人しかフォロワーがいなければ1000人にしか見てもらえないのです。
テレビを考えてみてください。
テレビのCMは不特定多数に見られます。厳密に言えば、テレビを持っている人だけと言えますが、ほとんどの人がテレビを持っているので、事実上、不特定多数なのです。
しかも、見ている人たちの本名は要求されません。非常に気軽に情報が拡散するのです。
SNSでそれに一番近いのがTwitter。
参加者の実名は必須では無いので、実名を不特定多数に知られたく無い人たちに対しても、気軽に情報を送るコトができるのです。
そしてリツイートと言う拡散機能があります。
フォロワーが1000人しかいなくても、リツイートされれば、2000人にも5000人にも10000人にも拡散されます。
だから、自分のブログなどを宣伝したい場合に、圧倒的に有利なわけです。
LINEやFacebookやInstagramでは、すでにつながっている相手にしか宣伝できないのです。
Twitterは文字通り、不特定多数に拡散されます。
Instagramは画像か映像が必要な点も不便です。文字情報(テキストデータ)のみの発信ができません。
会話(スレッド)機能もありません。
特定のユーザーだけをグループ化する機能もありません。
Twitterの場合は、文字だけでも可能ですし、もちろん画像や映像も流せます。
スレッド機能もありますし、特定のユーザーだけをグループ化できるので、グループ内だけでガヤガヤするコトもできます。
それだけの機能を備えながら、実名不要で拡散も可能。
たぶん、Twitterだけですよね。
だから、宣伝に向いているのです。
ショップの店員さんが自分の勤務先ショップを宣伝するのに、その店員さんの実名をネットに公開してしまいたくないケースもありますよね。そんな場合にも使えます。
とにかくTwitterのキーポイントはリツイートですね。拡散。
これがあるから、バズるのです。
LINEやFacebookやInstagramではバズらせる機能は無いのでバズりません。
芸能人のように多くのファンを持つなら別ですが、一般の人が効果的に拡散させるには、Twitterしか無い状態です。
むしろ、何か宣伝するモノがある人がTwitterをやっていないのは、大きな機会損失です。
YouTubeの再生回数が伸びない、と悩む人が多いですが、聞いてみると、Twitterで宣伝すらしていないんですよね。そりゃ、伸びないでしょう。動画がよほど面白ければ、誰かが代わりにTwitterに書き込んでくれるかもしれませんが。
と言うわけで、宣伝したい人には、Twitterしか無いと言う状態です。
LINEのユーザー数には及びませんが、実はTwitterも日本では非常に伸びていて、ユーザー数が5000万人に迫ろうという勢いです。
それだけのユーザーがいるSNSで拡散機能がある意味を理解すれば、使わない手はありませんよね。
LINE、Facebook、Instagramもユーザー数は多いですが、拡散機能が無いので、ユーザー数の多さは意味が無いわけです。ユーザーが多くても拡散されませんから。
ボクは別にTwitterこそが優れていると言いたいわけではありません。
機能が違うので、ふさわしい目的がありますよ、と言う話です。
友達と内輪で会話するのがLINE。
友達と実名で会話するのがFacebook。
フォロワーだけに自分の画像・映像を見てもらうのがInstagram。
不特定多数に情報を拡散するのがTwitter。
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