元号
大正元年は1912年です。
そして1912年は明治45年でもあります。
昭和元年は1926年です。
そして1926年は大正15年でもあります。
平成元年は1989年です。
そして1989年は昭和64年でもあります。
来年、2019年5月1日から新元号が始まります。
2019年は平成31年であり、平成最後の年です。
明治時代生まれの人は、明治、大正、昭和、平成、そして新元号の5つの時代を生きることになるんですよね。
一番若くても107歳です。
ボクは日本人なので、元号自体は否定しません。
ただ、ひとつだけ言いたいことがあります。
西暦
それは、ビジネスの現場では、元号を使うのをやめません?ってことです。
「●●事件が発生したのは15年5月」
とか書かれても、それが2015年なのか平成15年なのか。
変換が面倒なんですよ。
年齢計算も大変です。
大正8年生まれの人は何歳でしょう。
1919年生まれと聞けば、計算しやすいですが。
仕事でパソコンを使うんですが、ファイル名の命名規則も、ボクはすべて西暦で統一しているんですよ。
例えば、
●●マンション201号室賃貸借契約書_20171008_v1.0.xlsx
てな感じです。
ファイル名に日付を含めなくても、メタデータとしてもちろん日付データを持っているんですが、上書きのたびに更新されてしまいますし、メタデータの表示は初心者にはわかりにくいんですよね。
で、現場でよく使われるのが、上記のような、ファイル名への日付の組み込みです。
ボクは西暦表示で8桁に統一しているんですが、ITスキルに慣れていない職場に転職してくると、例えば、
12.5.14
とか、
12.05.14
とか。
ルールがバラバラ。1桁の月を1桁で書くのか2桁にするのか。
そもそも先頭の12が、2012年なのか平成12年なのかもわからないんです。
元号でも西暦でもどちらでも2桁で書いてしまうと、そりゃ混乱します。
データと言うのは、作った本人だけでは無く、他の人が見てもきちんと理解できるようにするのが大原則。
だからボクは、
20120514
と言う風に8桁に統一するんです。
こうすれば、少なくとも、あと8000年近くはルール変更が不要ですよね。西暦10000年になるまでは。
ずっと8桁で統一でき、しかも誰が見ても西暦です。
来年から、また新元号に変わるんですから、元号で表示すると、また混乱が生じます。
日本の文化・文明としての元号は結構ですが、少なくとも、仕事・ビジネスの現場では、元号を使うのはやめましょうよ。
すべて8桁に統一。
それだけで間違いも防げますし、プログラムを組むときにも、文字列から年・月・日を抽出するのも非常にカンタンになります。
てなわけで、あなたの職場はどうでしょうか。