非天マザー by B-CHAN

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すぐに辞めた人

高年齢

 

 

昔と違って転職が当たり前の世の中になりました。

ボクは若手ではありませんが年寄りでもありません。

サラリーマンで言えば、まあ中堅ですかね。

そんなボクも、これまで10社くらい経験しています。

世界的巨大企業から零細企業まで、老舗から新興まで、とにかく様々な環境を体験してきました。

 

いま所属する組織は社歴は20年くらいですが、ぶっちゃけ成長企業です。

仕事量がとにかく増えているので、人が全然足りません。

企業としては幸せな状況です。

ただし、中の人は大変です。

増える仕事量に対して、増える人の数が追いつかないため、とにかく忙しいのです。

なので、新卒採用はほとんどしません。

育てている時間が無いのです。

経験者優先。

高年齢でも構わないのです。

 

 

性格

 

 

ボクと同じグループに新人さんがいました。

入社して2ヶ月ほど。

ただし年齢は40歳前後なので、若手ではありません。

当然、経験を買われて雇われたわけです。

 

と言っても、その会社の社内ルールまではさすがにわかりません。

業界の経験者であっても、会社としては新人です。

 

ボクもそこは勘違いしそうになります。

中堅の年齢で、業界の経験者。

だから、入社してすぐに即戦力として働けるのは当たり前。

そう考えると、強烈なプレッシャーが発生します。

 

実際には違うんですよね。

業界の仕組みは理解していても、その社内ルールはまったく知りません。

知らなくて当たり前なのです。

だから、その点では、新人として聞きまくれば良いのです。

ボクは、プレッシャーの沼に沈みかけましたが、そうやって考えるコトによって、開き直れました。

遠慮無く聞きまくる毎日です。

 

ところが、その新人さん。

沼に沈みました。

質問ができなかったんですね。

即戦力として期待されているコトが障壁となり、質問するコトができなかったのです。

結果、自分の判断で行動してしまい、結局、間違っているコトになります。

上司としては、年齢が中堅であっても、自社にとっては新人なので、遠慮無く質問してくれて構わないわけです。

ただし、新社会人では無いので、手取り足取り教えるわけにはいきません。

あくまでも自主的に考え、疑問は積極的に質問する。

これが若手との違いですね。

そこはさすがに要求されます。

同じ新人でも、若手は手取り足取り教えてもらえる。

中堅は自ら吸収する必要がある。

 

その新人さんは、2ヶ月で辞めました。

会社としては、雇用コストの大きな損失です。

また、その人も、履歴書が難しくなります。

次に就職するときに、前職を2ヶ月で辞めた理由は当然のように尋ねられるからです。

その人は、その前も、さらにその前も数ヶ月で会社を辞めたようです。

その履歴書を見ながら、それでも採用したうちの会社は度胸があると言うのか、それくらい人手不足だと言えるのか。

ボクがひとつ言えるのは、その人は、性格的に、この業界が向いていないんでしょうね。

がむしゃらに人に尋ねまくれる性格。

新人であっても、積極的にキャッチアップできる性格。

それとは真逆の人でした。

そう言う積極性が必要とされない仕事に就くのが幸せな気がします。

でも、世の中って難しいんですよね。

いままでと真逆のタイプの仕事に転職するのって非常に難しいんです。

それも、年齢が上になればなるほど。

 

性格に合った仕事とうまくマッチングするコトを願うばかりです。