非天マザー by B-CHAN

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選挙当日だから書く。少数派を選んだ方が有利な理由

世論を知る

 

今日は参院選投票日です。

ボクは先週、期日前投票に行きましたが、みなさんはどうですか。

 

原則的に民主選挙というのは多数決です。

で、なぜ多数決なのか。

それは多数決が正しいから。

 

 

ではないです。むしろ逆です。多数決で決めたことは、うまくいかない可能性が高い。

 

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なのに多数決という方式をとる。

それは、数千万人もいる有権者の意向を民主的に決めるには、それ以上合理的な方法が見当たらないからです。

つまり消去法ですね。

例えば、数千万人がオンラインで同時に会議をしたとしたら、何年かかっても結論が出ないでしょう。というか結論を出すために、結局は多数決になるでしょう。

 

そんなわけで他に良い方法が無いから仕方なく多数決。

そのおかげで、政治家の疑惑って多いですよね。

清廉潔白、粉骨砕身、全員がそんな政治家であればいいんですが、そうでは無いです。

せめて一般人よりも多少は良識のある人が多ければいいんですが、それも当てはまらなさそう。

むしろ政治家に怪しい人が多い印象。

 

多数派・少数派

 

さて、本題。

 

新規事業をしようとか、何かイベントをしようとか、行動を起こそうとか。

そういったときには、

 

何をやるか、

 

についてアイデアが求められます。

よく、大企業なんかで新規事業を始めようとすると、役員たちがいっせいに反対する、なんて話を聞きますよね。

 

前例が無い

 

と。

なのに、それを押し切って実行したら大ヒット。

意外とあるんですよ。

なぜだと思います?

 

マーケティングという言葉は最近、もてはやされるようになってきました。

消費者の意向を調査して、それに合った製品やサービス展開をする。

そうすればヒットしそうです。

実際、そうやってヒットすることもあります。

固いやり方です。

 

一方、スティーブ・ジョブズのように、消費者が知らなかったモノを生み出す人もいます。

ジョブズが生み出したiPhoneはApple社を世界最大級の企業へと押し上げました。

 

多くの人が反対すること、

多くの人が知らないこと、

これらがヒットし、

多くの人が賛成すること、

多くの人が期待していること、

これらが失敗する。

 

なぜでしょう。

 

理由は単純で、誰でも思いつくことは誰でもできるからです。

 

漫画家の吉田戦車の代表作である、「伝染るんです。」の作品に次のようなモノがあります。

 

ある老人が、犬の首に輪っかをつけ、それにヒモをつないで一緒に歩く。

「わしはこれを、『犬紐』と名付けた。」

 

そうです。老人が考え出したと思っているその娯楽は、実は単なる犬の散歩です。

誰もが知っていて、多くの人がやっています。

 

アイデアにオリジナリティが無いと、誰もができてしまう。

 

事業もそう。

 

多くの人が賛成する事業は、言い換えれば、すでに多くの人が考えているか、すぐに過当競争になるか。

 

だからこそのオリジナリティなんですよね。

周りが反対するからやってみる。

みんなが知らないからやってみる。

 

マーケティングは至高の手段ではなく、あくまでも手段のひとつです。

それを判断するのは人間。

マーケティングを知ることは知らないことよりも大切ですが、それに固執して判断を誤ることの無いようにしたいです。

  

新規事業をやるにあたって、なぜそれをやるのか。

もっとも土台となる理念がなければ、どんなマーケティングもアイデアも役に立たないことを知っておいてください。

 

例えば、ブロガーになることに関しても、

 

  • ブロガーになって稼ぎたい
  • ブロガーになって多くの人に自分の文章で感動してもらいたい

 

どちらが共感を得やすいか。

そういうことです。