天才
ボクは、このブログの中で、天才が登場するマンガが好きと書いたコトが何度かあります。
最近、ザ・ファブルと言うマンガを読んでいるんですが、予想と違っていて天才が登場して、非常に面白いマンガであるコトに気付きました。
天才は天才ですが、足りないモノが多すぎる。
殺しの天才
表紙の見た目と本の紹介文から、ハードボイルドな重いドラマかと思っていました。
読むと全然違っていました。
むしろ、コミカル。
お笑い。
主人公は殺しの天才で、散歩をする感覚で殺せてしまうほどの才能。
とにかく敵との争いにおいては話にならないくらいの圧勝。
ある意味、ワンパンマン。
問題は、そんな彼(と妹)が、一般人としての生活を始めた点。
彼には社会常識が無いのです。
何せ殺しの天才でありプロですから。
そんな彼が一般人として、一般人と生活する。
アルバイトをする。
ひとりのお笑い芸人になぜかハマる。
人を殺さないように、バレないように。
ネタバレしたくないので、あらすじは何も書けないんですが、ひと言で言えば、ほっこりします。
いわゆるピンチのような場面であっても、主人公と妹が圧倒的に強すぎて、何も心配がいらないのです。
なので、殺しのマンガとは言え、そう言った世界に抵抗のある人でも気軽に読めます。
むしろ、笑いながら読めます。
もちろん、天才好きのボクは大満足。
三国志の天才、諸葛孔明でも失敗しますが、ザ・ファブルの主人公は完璧です。
アルスラーン戦記におけるナルサスのようです。
天才が完璧に仕事をしつつ、一般的な社会生活では無知。
そのギャップの面白さを楽しみたい人にオススメ。