死後
0歳児でも30歳の人でも80歳の人でも、誰でも明日、人生が終わる可能性があります。
明日、死ぬかどうかは誰にもわかりません。
ボクだって、明日にはこの世にいないかも知れません。
生か死かの確率が50%だとすれば、長く生きれば生きるほど、死の確率は上がっていき、やがて100%に近づいていくわけです。
ボクも数十年、生きているので、死後のコトを考える機会も少なくありません。
アカウント
昔は、死んだときに残るのは、銀行や株式、不動産などのリアルな財産でした。
しかし、今ではインターネット上に多くのアカウントがあります。
ボクだって、Google、Yahoo!、Apple、Facebook、Microsoft、Twitter、ネット証券、ネット銀行、その他、たぶん数百個ものアカウントを持っています。
それらって、ボクの死後にはどうなるんでしょう?
Amazonプライムのような有料アカウントは、自動更新をオフにしていない限り、ボクの死に気付かず、有料で自動更新されてしまいます。
ボクの場合は、パスワード管理アプリに、あらゆるアカウントのIDとパスワードを保存してあるので、遺族がそれをのぞき見すれば、その膨大な数のアカウント情報を知るコトができ、停止もできるでしょう。
しかし、例えば、銀行であれば、口座名義人が死亡したコトが判明すれば、口座は凍結され、正式な相続手続きを踏まないと、たとえ遺族でも口座に接触するコトはできないのです。
ネット上の各種アカウントにはそこまでの厳密な規定はほとんど無いと思われますが、仮に本人に帰属する財産であれば、銀行と同様の措置が無いと、相続順位が劣後する遺族が勝手に自分に有利な操作をしてしまうかも知れないのです。
そんなコトを考えると、ボクはおちおち死んでいられないのです。