怪しい
ボクは昔、親しくしていた年配の人から、とある契約書に署名を求められたコトがあります。
その人は、その時すでに高齢者で、いろいろと収入を得る手段を画策するタイプの人でした。
実際、実力者でした。
そんな人が持って来た契約書。
怪しかったのです。
ネットワーク
IP電話の新規事業者で、会員を増やしていけば、収入が増えるシステム。
ボクは瞬時に思いましたよ。
マルチレベルマーケティングだ、
と。
でも、その日、ボクは高熱で自宅で寝込んでいました。
そこに彼が来て、
名義貸しで良いから
と言うのです。
高熱の中、ボクは断れずに署名してしまいました。
結局、その後、その事業者は経営が上手くいかず、消滅しました。
結果論ですが、ボクは何の損害も被りませんでした。
もし、良くない契約内容だったら、変に債務を負っていたかもしれません。
その後、ボクはストラクチャードファイナンスの仕事を経験し、膨大な契約書を吟味する立場になりました。
いまなら、怪しい契約には絶対に署名しません。
みなさんも、ご注意ください。