入学金
いま、日本大学アメリカンフットボール部の反則に関するニュースで持ちきりですね。
加害者側は日本大学。
被害者側は関西(かんせい)学院大学。
ちなみに、関西(かんさい)大学も存在するので、お間違え無きよう。
日本大学は東京、関西学院大学は兵庫県西宮市、関西大学は大阪にあります。
ボクは大阪生まれで30歳代前半まで関西で過ごしました。
受験生のときも当然、関西に住んでいました。
高校生のときのボクは視野が狭かったので、関西にある大学以外の受験は考えていなかったんです。
ボクは、結果として大阪大学に行きましたが、他に、関西学院大学や関西大学や同志社大学も受けました。
大阪大学は国立、他は私立大学です。
昔の記憶なので、はっきりとは覚えていないんですが、確か、時期的には最初にセンター試験があって、その次に私大の受験があって、最後に国立大学の受験。
で、とりあえず関西学院大学に合格したので、入学金を納付しました。
その後、大阪大学に合格したので、費用が安い大阪大学に行くことにしました。
私立大学って国立大学と比べて授業料などがメチャクチャ高いんですよ。
理不尽な制度
ボクがはっきり覚えているのは、私立大学の入学金納付の締め切りが国立大学の合格発表の日よりも早いってことなんです。
なので、大阪大学に合格しているかどうかわからない段階で先に関西学院大学に入学金を納めました。
大阪大学に落ちてたら、浪人せずに関西学院大学に行こうとしていたからですね。
でも、入学金って安くは無いんですよ。
記憶が間違ってたらゴメンナサイですが、たぶん30万円近かったと思います。
それを収めてから、大阪大学に合格したため、関西学院大学には行かないことになりました。
つまり、入学しないのに入学金を払ったわけです。
当時のボクは、親にさんざん言いましたよ。
30万円もタダでくれてやる必要は無いから、返してくれ!と言おうって。
受験料はちゃんと払ったわけだし。
まあ、親は、結果として安い国立大学に受かってくれたんだから30万円はもういいよ、と言って忘れ去りました。
入学しなくても、収めた入学金は戻らない。
これがルールなんですよ。
裁判でも前例があるようですね。入学金は返さないと言う。
ルールだから、それには従いますよ。
じゃあ、そもそも、そのルール自体は正しいのか?
いや、ボクは疑問ですねえ。
理不尽じゃないですか?
管轄ってどこですかね?
文部科学省なのかな?
国立大学の合格発表後に私大の入学金納付期限を義務づけるよう法改正できないのですかね。
1万円や2万円じゃないんですよ。
数十万円ですよ。
ただでさえ奨学金などで苦しむ人も少なくないのに、受験生の足下を見るような制度。
これだけが原因とは言いませんが、経済的な理由で少子化が起きているのなら、これはもう国家の責任じゃないですか。
今も、同じなんですかね?