価格
モノの値段を言うときに、
価格が高い
と言えば、それはその時点での状態を言います。
一方、
価格が上がる
と言えば、それは以前の状態からの変化を言います。
つまり、前者は1時点を表し、後者は一定期間を表します。
状態と動き
物価が高いのを見て、
インフレ
と言う人がいますが、インフレとは物価が上がり続けるコトを言うので不正解です。
実は、会計の世界では、この知識が非常に重要であり、きちんと使い分けています。
それが、貸借対照表と損益計算書の違いですね。
貸借対照表は、ある1時点での財産の状態を言います。
損益計算書は一定期間の動きを言います。
例えば、
- 2022年3月31日時点での貸借対照表
- 2021年度の損益計算書
ですね。
前者は1時点、後者は一定期間なのがわかるでしょうか。
色んな学問がありますが、わりと多いのは、その学問が難しいのでは無く、それ以前の問題。
つまり、日本語を正確に理解しているかどうかです。
価格が高いのと価格が上がるのとでは、全く意味が異なります。
これを理解していない人が意外と多くて驚くのですが、それが現実。
あなたはどうでしょうか?