パソコンの性能
大げさなタイトルを付けましたが、大げさに書いただけなので気にしないでください。
ボクが幼い頃のパソコンは、今のWindowsと違って、各パソコンメーカーごとに仕様が異なっていました。
NEC、富士通、シャープ、日立、その他、たくさんのメーカーがパソコンを売っており、メーカーが異なれば互換性は無かったため、ソフトウェアを販売するのも大変でした。
同じゲームを、NEC用、富士通用、シャープ用など開発して売っていたのです。
さらに言えば、NECでも、PC-9801と言う機種とPC-8801と言う機種、PC-8001、PC-6001などがあり、当然ながら、PC-9801用のゲームはPC-6001では遊べません。
現在は、NECでも富士通でもシャープでも、OSはみんなWindowsなので、ソフトウエアも共通です。
そんなコトを思い出しながら、性能の向上もまた感慨深いモノがあります。
価格性能比
当時、我が家にはMSXと言うパソコンがありましたが、メモリーが64KBでした。
価格は約6万円。
いま、例えば、MacBook Airは約12万円。
メモリーは8GB。
当時のMSXの約12万倍です。
なのに価格は2倍。
つまり6万分の1に、パソコンは安くなっているのです。
もちろんMacBook Airにはディスプレイも内蔵されていますし、SSDもあります。
CPUの性能も桁違いに向上しています。
それらを加味すれば、6万分の1どころか10万分の1まで安くなったと言ってもおかしくありません。
逆に言えば、今のMacBook Airが1台で、当時のMSXを10万台買えるわけです。
では、現代人は、パソコンを使っていて、当時の人の10万倍も満足しているでしょうか。
とてもそんなコトは無いですよね。
人間の欲望は、満たされたとしても一時的。
更なる欲望を持つのです。
人が追い求める物質的な幸福は、そんな理由で永遠に満たされません。
物質的に裕福な人がそれだけで幸福になれないのは、そう言った理由があるのです。
結婚相手に年収条件を求める人は、それを満たしても幸福になれないコトに気付くと思います。
むしろ、更なる欲望により、いつまでも不満を持っているでしょう。
物資条件以外の幸福を追求すれば、満足度は高まります。