パクリ
パクリと言うのは標準的な日本語でも何でも無く、盗作すると言った意味合いの俗語です。
現代社会においては、著作権に対する認識が高まったコトもあり、パクリは非難されがちですが、ボクはそもそも、パクリを避けるコトはもはや不可能だと考えています。
以前も同じコトをこのブログで書いたコトがあります。
最近、とあるYouTuberが、別の人気YouTuberを非難していました。
非難の内容は、人気YouTuberがテレビ番組の企画をパクっていると言うコトでした。
ボクから見れば、非難しているその人もまた、パクっているんですけどね。
歴史が進むほどユニークは難しい
ユニークには独特と言う意味があります。
ユニークな企画と言うのは、他に類を見ない独特な企画と言う意味です。
ユニークさを求めるのは、後の世代ほど難しいのです。
例えば、ボクが、
ある人が問題を出して別の人が答えると言うテレビ番組の企画
を思い付いたとしましょう。
しかし、それはすでにボクが生まれる前から、クイズ番組と言う形で存在するのです。
なので、ボクがそれを自分の考えだけで生み出したとしても、もはやパクリなのです。
でも、まったく同じ内容を一番最初に生み出した人は、パクリとは言われないのです。
つまり、歴史的に、早く生まれた人の方が有利な立場にあります。
人口が爆発的に増加した現在、歴史上、地球上のあらゆる企画と被らない企画を生み出すのは至難の業なのです。
一番最初のクイズ番組以外のすべてのクイズ番組はパクリです。
一番最初に4輪で走る自動車が誕生して以降、すべての4輪車はパクリです。
冒頭に書いた、他のYouTuberを非難する内容をYouTubeで話しているYouTuber。
その人より前に、YouTubeで他人を非難する動画をアップしている人はたくさん存在するので、その人もまたパクリなのです。
ボクもこうやってブログを書いていますが、ボクがブログを発明したわけでは無く、ボクより前にブログをやっている人は大勢いるので、ボクもまたパクリをやっているのです。
デザインでもよく話題になりますよね。
他のデザインに似ていたらパクリだと非難される。
しかし考えてみてください。
人類の歴史上、かつ、世界中のすべてのデザインと似ていないデザインなんて、そうカンタンに生み出せるでしょうか?
ノートパソコンもほぼすべてパクリです。
画面を手前から持ち上げて開いて、手前にキーボード、奥に画面。
ね、そっくりでしょ?
世の中の工業製品なんて、ほとんどパクリですよね。
家具もそう。
家もそう。
服もそう。
食べ物もそう。
ドラマも映画も小説も番組もゲームもそう。
最初の恋愛映画以降のすべての恋愛映画はパクリです。
他人のパクりを非難している人も、やはりパクリをやっているのです。