頭の柔軟性を測るクイズ
みなさん、こんにちは!
B-CHANです。
今日はちょっと頭の柔軟性をテストするためにクイズを出します。
わりと古典的なクイズなので知っていたらゴメンナサイ。
王様と二人の子の問題
赤道に近いある暑い国に王様と二人の子がいました。
王様は後継者をどちらにするか悩んでいます。
ある日、王様は子どもたちに言いました。
「ラクダに乗って砂漠を横断しろ。ただしノロノロ競走だ。ゴールに遅く着いた方のラクダの主を勝者とし、その者を後継者とする。」
さっそく、二人はそれぞれ自分のラクダに乗って競走を開始しました。
ただしノロノロです。
砂漠は灼熱の太陽に照らされています。
二人は暑さに苦しめられながら砂漠をゆっくりと進んで行きます。
これではいつ到着するかわかりませんし、進むのが遅すぎて、暑さにやられてしまうかもしれません。
気の遠くなる競走です。
苦しみ困り果てている二人。
そこへ、とある賢者が通りがかりました。
賢者は苦しんでいる二人の様子を見て近づき、事情を聞きました。
そして二人に向かって、とある知恵を授けて去って行きました。
二人はそれを聞いて、何やら相談したかと思うと、今度はラクダに乗って一目散に走り始めました。
もちろん競走のルールが変わったわけではありません。
さて、賢者はどのような知恵を二人に授け、二人はなぜ一目散に走り始めたのでしょうか?
どうでしょうか?
いきなり答えを見ないで、しばらく考えてみてください。
答え
王様が出した条件は、ゴールに遅く着いた方のラクダの主が勝者ということです。
だから二人はノロノロ競走を始めたんですね。
言い換えれば、相手のラクダが先にゴールに着けば自分が勝ちになるわけです。
賢者が授けた知恵とは、お互いのラクダを交換せよというモノです。
自分が相手のラクダに乗って早くゴールに着けば、自分の勝ちになります。
そうすれば、灼熱の砂漠に長時間滞在する必要もありません。単純な早い者勝ち競走になります。
考察
いかがだったでしょうか?
正解できましたか?
何か問題にぶつかったとき、それを解決するためにがむしゃらに考えるのはひとつの方法です。
しかし、それだと「まぐれ」に期待することになります。
ある程度定型化された方法を使って解決できることが少なからずあります。
以前、オズボーンのチェックリストの話をしました。
今回の王様と子どもたちの例では、オズボーンのリストのうち、Reverse(逆転)を使っているわけですね。
実際の仕事などで行き詰まったとき、むやみに思いつくままに解決を試みるのも良いですが、アイデアに行き詰まったのなら、このリストに従ってひとつひとつ解決策を考えてみるのも良いかもしれません。
これらを自由自在に活用できるようになるだけでも、アイデア出しの手助けになりますよ。