社会は進歩する
昭和時代の企業文化と言えば、パワハラ・セクハラが当たり前。
職場で普通に喫煙。
現在の基準から言えば、考えられないコトだらけでした。
人間社会は進歩します。
昔はそのおかしさに気付かなかったコトでも、時代が進めば、人類はそのおかしさに気付き、そして、改善されていくわけです。
自動車のシートベルトの義務化や運転中の携帯電話使用の禁止なども、進歩の過程で決まったコトです。
そりゃそうですね。
シートベルトをしていなければ、携帯電話を使えば、命を失う危険性は飛躍的に高まりますからね。
より、命を守る方向に進んでいるわけで、それはそれで正常進化です。
パワハラ
たまに議論するコトがあるんですが、パワハラは絶対悪です。
今の社会ではパワハラは違法なので、昔のようにパワハラが横行するコトも減りました。
すると、中にはいるんですよ。
昔の人は厳しく育てられた、と。
今の人はぬるま湯だ、と。
そもそも、厳しさとパワハラを混同している時点で論外ですが、なぜパワハラがダメなのかを書きましょう。
パワハラと言うのは、強権的に人を支配する行為です。
人を動かすときに、恐怖で支配すると、それは仕方が無く従っているだけなのです。
本心では嫌がっているのに、いやいや従う。
はたして、そんな組織が一丸となれるでしょうか。
表面的に一丸となっているかのようには見えますが、それは見た目だけです。
逆に、人を動かすときに、優しさと誠実さと信頼感があれば、組織のメンバーは、敬意をもって動くようになります。
自ら喜んで動くのです。
恐怖のために仕方が無く従っている組織と、各メンバーが自主的に喜んで貢献する組織。
どちらが順調なのかは明らかですよね。
では、パワハラを受けずに育った人たちは、ぬるま湯育ちなんでしょうか。
実は逆なんです。
パワハラを行うコトで、恐怖で人を押さえつけるのはカンタンです。
説得力が不要だからですね。
つまり、パワハラを行う人は、カンタンな方法を選択しているわけです。
そうです。
パワハラを行う人こそが、ぬるま湯なんです。
ホントに自分に厳しい人は、パワハラと言うカンタンな方法を選ばずに、きちんと人を説得すると言う難しい方法を選びますから。
と言うわけで、パワハラを行っている人たち。
あんたらは、ぬるま湯に浸りすぎ。
さっき書いたように、それでは組織も一丸となりません。
つまり、マネージャーとしても、組織の利益に反するコトをしているのです。
と言うわけで、パワハラは、無能な人が選ぶ安易な方法だと言うコトがわかっていただけたでしょうか。
有能なあなたは、ぜひ、パワハラと言う安易でアホな方法を選ばずに(ぬるま湯に浸らずに)、きちんと説得力を発揮するという道を選んでくださいね。