シオマネキ
動物の生態を見ていると不思議なコトがありますよねえ。
ボクの父方の田舎は岡山県の瀬戸内海に面した場所でした。
家を出ると目の前に海があります。
玄関にカニが入って来るコトもしばしば。
子供の頃、ボクは、そこで不思議な光景を見たのです。
シオマネキの大群です。
一斉に動く
目の前に広がっているぬかるみに、たくさんのシオマネキがいるんです。
シオマネキって片方のハサミだけが巨大なカニです。
このたくさんのシオマネキが、その場で一定のリズムで、ピョコ、ピョコと動くのです。
しかもみんなが一斉に同時に。
例えば1000人の人間が同時に動くのって難しいですよね。
ラジオ体操のような音楽が流れれば動けますが。
でも、シオマネキは見事に全員が同時に同じ動きをするんです。
音楽が流れるわけでも無いのに。
シオマネキって小さいので、こっちのシオマネキから向こうの方のシオマネキの姿が見えるわけでもありません。
なのに歩調を合わせて同時に同じ動き。
いったい、どう言った技術なんでしょうか。
自然界のテクノロジー。
不思議です。