非天マザー by B-CHAN

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iPhoneで複利計算と計算機の使い方を学ぼう!

預金金利について 

 

みなさん、こんにちは!

B-CHANです。

 

クイズです。

 

1年の利率が5%の銀行預金に1万円を預けたら、1年後には元本と利息の合計はいくらになるでしょうか?

ただし、話を簡単にするため、税金はかからないものとします。以降も同じです。

 

答え

 

1万円の5%は500円だから、1年間で500円の利息が付きます。なので元本と利息の合計は10,500円です。

 

これは簡単ですね。

 

アプリで計算

 

では、今の計算をiPhoneの「計算機」アプリでやってみましょう。

計算機アプリ

 

 

計算機を起動したら、まずはAC(All Clear=全消去)を押して数字をゼロに戻しましょう。これは基本。

では、元本の、

10000

を入力します。

元本1万円

 

 

そして、5%増えるということは、1.05倍になるということなので、

×

1.05

=

の順番で押します。

掛け算 1.05倍 答え

 

 

というわけで、答えの、10,500円が表示されたわけです。

 

複利の預金

 

では次のクイズ。

 

1年の利率が5%の銀行預金に1万円を2年間預けたら、1年間の利回りはいくらになるでしょうか。ただし1年複利とします。

 

答え。

 

今度は一気に難しくなりましたね。

新しいキーワードは2つ。

利回り

複利

これらを説明します。

先に複利から説明しますね。

複利というのは単利という言葉の反対語です。

例えば最初のクイズを思い出してください。あの預金が単利であれば、あのまま2年、3年、4年、5年と、ずっと1万円の元本を預けっぱなしにすれば、毎年500円の利息が発生します。

5年間預けた場合は、500円×5年間で合計2500円の利息になります。

元本と合わせれば、預金残高は12,500円になっているわけです。

こういう単純な仕組みが単利です。

 

それに対して今回のクイズのような1年複利だとどうなるでしょう。

実は、1年経過して500円の利息が発生すると、それは元本に組み入れられます。

つまり最初に1万円預けたら1年間で500円の利息が発生し、そこで元本は10,500円になります。

すると2年目は元本10,500円に対して5%の利息が付きます。

10,500円 × 1.05 = 11,025円

3年目は、この11,025円が元本になり、それに5%の利息が付きます。

11,025円 × 1.05 = 11,576.25円

4年目は、

11,576.25円 × 1.05 = 12,155.0625円

5年目は、

12,155.0625円 × 1.05 = 12,762.8156円

 

1年複利だと、1年毎に利息が元本に組み入れられ、元本自体が大きくなるので、利息もそれに合わせて大きくなります。

同じ5%の年利でも、単利の預金なら5年間終了時の残高は12,500円、一方、1年複利の預金なら残高は12,763.8156円です。

利息をもらう側にしてみれば、単利より複利のほうがお得ですね。

ちなみに、1年複利では5年間で2,763.8156円の利息が付いたことになります。

これを5で割れば、1年あたりの利息がわかりますね。

2,763.8156円 ÷ 5 = 552.76312円

1年あたりで、552.76312円の利息になります。

これを元本で割ってパーセンテージを出してみます。

552.76312円 ÷ 10,000円 × 100 = 5.5276312%

この数値を、利回り、と言います。ここで出てきましたね。

利率というのはあらかじめ決められた数値で、それに基いて利息が発生します。

1年間の利回りというのは、最終的な利息の合計を計算してから、それを1年あたりの数値に換算したものです。

上記の例では、利率は5%ですが、単利の預金は1年間の利回りは5%、1年複利の預金は1年間の利回りは5.5276312%となります。

利率は同じでも仕組みによって利回りは変化するということです。

 

アプリで複利計算

 

最後に、上記の5年間の複利計算をiPhoneの計算機で超簡単に行う方法を書いておきます。

まず、1年目はまったく同じ。

AC

10000

×

1.05

=

の順番で押します。

元本1万円 掛け算 1.05倍 答え

 

 

この時点で答えの、10,500円が表示されていますね。

今度は、この10,500円が元本になるので、これにまた、1.05を掛ける必要があります。

ここで豆知識。

実は、iPhoneの計算機アプリは最後の計算を覚えてくれています。

ここでは最後の計算とは、

×

1.05

の部分です。

なので、

=

を押すだけで、もう一度、

×

1.05

の計算をしてくれます。これが2年目ですね。

同じように

=

を押していけば、3年目、4年目、5年目の計算をしてくれます。

毎回、

×

1.05

を押す必要は無いわけです。

2年目 3年目 4年目 5年目

 

 

最後の計算を記憶しているのは掛け算だけではなく足し算などでも同じです。

同じ計算を複数回する場合は、=を連打するだけです。

 

半年複利

 

では最後に、おさらい兼応用クイズ。

 

1年の利率が4%の銀行預金に1万円を2年間預けたら、満期時の残高はいくらになるでしょうか。ただし半年複利とします。 

 

答え

 

今度は半年複利です。この場合は1年間で利率が4%なので半年では2%ですね。

半年間で2%の利息が発生したら、それが元本に加わります。

半年ごとにそれが起こるので、2年間だと4回ですよね。

だから、

AC

10,000

×

1.02

=

=

=

=

の順番で押せば答えが出ます。

半年複利

 

 

これであなたも複利博士!