非天マザー by B-CHAN

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普通の人のための資産形成入門 その4.リスクの意味を正しく理解する

リスクの意味

リスク

 

 

リスクと聞くと、みなさんはどう言う意味だと思いますか。

 

危険

 

ですよね。

リスクを避けるとは危険を避けると言うのが一般的な意味です。

しかし、金融やファイナンスなどの世界では、リスクは、

 

変化

 

と言う意味で考えます。

変化とか変動です。

もし、リスクが危険と言う意味なら、リスクなんて無い方が良いわけです。

でも、リスクが変動と言う意味なら、必ずしもそうは言えません。

例えば、株式投資はリスクのある投資です。

ここで言うリスクは上昇リスクと下落リスクの両方を表します。

つまり、株価が下がる危険、と言う意味だけでは無いわけですね。

上がるリスクも下がるリスクも両方ともあります。

 

預金

 

預金と株式投資の違いってわかりますか。

預金は基本的には元本保証です。

株式投資は元本保証がありません。

条件がすべて同じなら、誰もわざわざ元本保証が無い株式投資なんてしませんよね。

安全な元本保証がある預金が良いはずです。

では、なぜ株式投資なんてモノが存在するのでしょう。

 

それは、株式投資にはリスクがあるからです。

 

リスクと言う名のメリットです。

 

預金は元本が保証されている代わりに、リスクがほとんど無いのです。

つまり、増えることも減ることも無いと思えばいいでしょう。

1000万円預けたら、将来も1000万円は保証され、そこにわずかな金利が付きます。

 

これは言い換えれば、預金では絶対に儲かるチャンスは無いのです。

 

一方の株式投資。

これにはリスクが伴います。

てことは、元本割れするかも知れない条件と引き換えに、元本が増えるチャンスを得られるってことです。

 

世の中は常にハイリスク・ハイリターン、そして、ローリスク・ローリターンの原則でできています。

 

預金を選ぶ人は、自動的に、儲けるチャンスを捨てていると言うことです。

株式に投資する人は、元本割れの可能性を知った上で儲けのチャンスを得るわけです。

 

絶対に儲からない預金。

儲かる可能性のある投資。

 

あなたはどちらを選ぶでしょうか。

 

少なくとも将来に向けておカネを増やす必要性がある人は、コツコツと貯金だけしていれば、自ら増やすチャンスを捨てていることになります。

 

ひとつ覚えておいてください。

何かしらで儲けるためには、必ずリスクを受け入れる必要があるってことです。

貯金だけしか財産が無い人は、増える可能性はありません。

 

世の中にはおカネ持ちになる人と、そうで無い人がいます。

少なくともおカネ持ちになる人で、預金だけでそうなった人はいません。

おカネは増やさないとおカネ持ちにはなれないのです。当たり前ですが。

つまり、増やすための行動をしたわけです。

それが株式投資であり、不動産投資であり、事業投資です。

リスクを受け入れると言う行動ですね。

 

もしあなたが、おカネを増やしたいと思っているのに、預金しか持っていないのであれば、それはすでに矛盾しています。

例えば月収25万円で毎月5万円ずつ貯金に積み立てても、年間で60万円。

10年間で600万円。30年間貯めても1800万円にしかなりません。

それとわずかな利息です。

同期間に他の投資活動をした人なら、それが3000万円とか5000万円になっている可能性があります。

 

何かを成し遂げるには、そのための行動が必要です。

テニスの試合で優勝したいのに、ずっと家でテレビを見ていても無理ですよね。

優勝するためには練習が必要です。

 

おカネを増やしたいならおカネを増やすための行動をすること。

そうしないと、

 

絶対に、

 

増えませんよ。

 

この本、あまりにも有名ですが、偏見を持たずに読んでみてください。

カネ儲けの本ではありません。

おカネ持ちになるための本です。

ファイナンシャルリテラシーの基本的な概念と、採るべき行動を教えてくれます。