非天マザー by B-CHAN

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おカネがおカネを生む乗数効果を学ぼう

阿修羅とマザー・テレサ

 

 

みなさん、こんにちは!

B-CHANです。

 

このブログの名前を「非天マザー」にしてから1年ちょっと。

これは、

  • 非天
  • マザー

を組み合わせた造語です。

 

非天とはご存じ阿修羅のことです。飛天じゃないですよ非天ですよ。

Googleで非天と検索すると、トップにウィキペディアの阿修羅のページ、2番めにこのブログが出てくると思います。

マザーは、ボクが尊敬するマザー・テレサのことです。

血のつながりなど無関係に、多くの苦しんでいる人に手を差し伸べた人です。ボクが人類で一番尊敬している人です。

おかげさまで非天マザーも検索ではそれなりに上位に出てくるようになったんですが、はっきり言ってブログの内容と関連があるような無いような微妙なブログタイトルです。

どちらかと言えば、読めば勉強になるような内容を心がけているので、そういう感じのブログタイトルに変えようかどうしようか思案中。

非天マザーというタイトルは正直いって、1分くらい考えて決めた「とりあえず」的な名前なので。

というわけで、ある日突然、ブログの名前が変わったらごめんなさい。

 

今回も、お勉強的な内容を書いてみます。

 

乗数効果

 

乗数効果って知ってますか?

 

例えばある企業が1000万円の案件を受注したとします。

その企業の売上は1000万円増えますね。

その1000万円の売上増加の中からいくらかは従業員の給料に回されます。

つまり従業員の給料がいくらか増えます。

従業員の中には増えた給料を貯金する人もいれば、何かに使う人もいます。

何かに使うということは、そのおカネがまたどこかの企業の売上になるわけです。

すると、その企業の従業員の給料が増えます。

そして、増えた給料のうち、いくらかは消費に回され、すなわち、またどこかの企業の売上が増えることになるわけです。

 

最初に1000万円の売上と書きました。

実は、世の中の経済においては、1000万円の売上は単に1000万円に留まらないということなんです。

1000万円を売り上げた企業の従業員がどこかで消費し、それがまたどこかで消費し、と続いていくわけです。

例えば売上の3%が次の消費に使われるとすると、

1000万円

+ 1000万円 × 3%

+ 1000万円 × 3% × 3%

+ 1000万円 × 3% × 3% × 3%

+ 1000万円 × 3% × 3% × 3% × 3% ……

の合計の消費が世の中で発生するわけです。

この3%を乗数(じょうすう)と呼び、乗数によって元の売上よりも大きな消費が生まれる効果のことを乗数効果と呼びます。

乗数効果のおかげで1000万円の売上が1000万円以上の経済効果を生むのです。

 

政府が景気を良くしようと思って、ばらまきをしますよね。

例えば国民に1億円をばらまいたら、景気が1億円分だけ良くなるんでは無いんですよ。

ばらまかれた1億円はどこかに使われます。使われた1億円は、その先でさらにどこかで使われます。それが延々と続きます。

なので1億円をばらまいたら1億円以上の経済効果が発生します。

これが政府がばらまきを行う意義なんですね。

意義がどれだけ大きいかは乗数の大きさに左右されます。

おカネをもらってもあまり使わない人たちにばらまいても効果が小さいわけです。

なので、ばらまきをするなら、その対象や金額は慎重に考慮される必要があります。

そのあたりの考え方については、ボクの以前の記事を読んでみてください。

 


富裕層と庶民。どちらを優遇するほうが景気が良くなるか。 - 非天マザー by B-CHAN

 

 

今回、ひとつ学んで欲しいのは、経済はつながっているということです。

誰かがどこかで買い物をすればそれで終わりではありません。

そのおカネがまたどこかで使われるわけです。

消費が活性化すればするほど、さらに消費が活性化する。

これが経済です。

 

おカネを貯めようと思って節約をする人は多いと思いますが、みんながそれをすると、ますますみんなが貧乏になって行く、そういう理屈を知っておいてください。

 


倹約のパラドックス……節約するほど財産は減る - 非天マザー by B-CHAN