貯金
頭痛が持病なのによく働くB-CHANです、こんにちは。
頭痛なのでテキトーな記事をサラッと書きますよ。
ボクは金融畑を歩んできたので、ファイナンシャルリテラシーは一般の人よりは高いと思います。
とある同僚なんかはファイナンシャルリテラシーはゼロに近いことを自称しています。
だから借金は絶対にしないそうです。
で、こう言う話をしてあげたりします。
いや、別に不要な借金はする必要は無いんですけどね。
借金は悪だ!と言う一面的な見方は損ですよってことです。
そんな同僚は堅実な貯金派。
いろんな投資に手を出したりせず、こつこつと貯金しているそうです。
で、こう言う話をしてあげたりします。
消費と投資の意味の違いを学んでほしいですね。
さて、貯金と言えば普通預金か定期預金ですかね。
あまり金利が付かないご時世です。
元本割れはしませんが増えもしません。
ローリスクローリターンです。
しかしこの表現、ちょっと間違ってるんですよ。
昭和32年にプロ野球読売ジャイアンツと長嶋茂雄さんが入団契約をしました。
契約金は当時の史上最高額である1800万円。
当時のその金額は、一生、遊んで暮らせる金額だと言われるほどの巨額でした。
でも、2016年現在のみなさんが1800万と聞いて、巨額だと思いますか?一生、遊んで暮らせますか?
無理ですよね。
なぜかと言えば、当時と今とで物価が違うからです。
ざっくり言えば、今は当時の20倍の物価だと思ってください。
つまり当時の1800万円は今の3億6千万円。確かに、巨額です。
でも実際にもらった金額は1800万円。
こう考えましょう。
今、あなたが3億6千万円もらったとします。
それを大事に貯金しておいたら、一生、遊んで暮らせるでしょうか。
この先、物価がやはり20倍に上がったらどうでしょう?
実際、昭和32年から現在までにそうなっています。
絶対に無いとは言えないんですね。
おカネってのは、ある時点での金額が未来永劫ずっと、その価値をキープするわけでは無いんです。
むしろ変化する確率の方が高いんです。
その変動のことをインフレとかデフレと呼んだりするんですね。
今のご時世で、堅実に貯金をするってことは、おカネの金額を固定するってことです。
つまり、インフレで物価がどんどん上がっていくと、必然的に自分の財産の価値は減って行ってしまうんです。
1800万円ももらってすごい!と言ってたのが、いつの間にか、たったの1800万円かよ!と言う時代になったんです。
堅実に貯金をすると、そのリスクがあります。
減る心配が無くて安全だから堅実に貯金をする、と言うのは、そう言うインフレのリスクを考慮してないんですよね。
だからホントは安全でも何でも無いんです。
おカネ
おカネって怖い一面があります。
なぜならおカネって単に国が価値を定めたにすぎないからです。
つい先日、こんなニュースがありました。
このように、おカネに価値があるかどうかはあくまでも国が決めているだけなんです。
日本でも、お札なんて素材的には単なる紙とインクなので、それ自体には1万円の価値はありません。
ただ、国が、これは1万円分の価値があるお札ですよ、と定めているだけなんです。
例えば近所のスーパーで使える500円の商品券。
それはそのスーパーが500円分の価値を定めただけですよね。
でも、もしそのスーパーが倒産したら。
その商品券をよその店に持って行っても単なる紙切れであり、当然、500円の価値はありません。
紙幣もそれと同じなんです。店が定めるか国が定めるかの違いのみ。
おカネってのは、そう言う危うい土台の上に成り立っています。
ボクは、貯金と言う意味での財産はほとんど持っていません。
代わりに株式をたくさん保有しています。
たくさんの種類の会社の株式を保有するメリットは、インフレに強いこと。
物価が20倍になれば、株価も20倍になります。
あと、例えば、100社の株を持っていれば、100社全部倒産しない限り、財産がゼロになる心配はありません。
また、株は出資額の範囲内での有限責任です。
例えば、ある株を1万円で買った場合、その会社が倒産しても、失うのは1万円で済みます。
2万円を負担する必要はありません。
会社の経営者が会社の保証人になっている場合、負債額分の責任を負うことになりますが、株主の責任はあくまでも出資額まで。
非常に安全であると言えます。
逆に金額の上昇には制限はありません。
株価が5倍10倍にもなる可能性もあるわけです。
下限は決まってるけど上限は決まっていない。それが株式の特徴です。
もし、あなたが、あと数十年は生きる予定なら、貯金で堅実におカネを貯めていくことは、上記のようなリスクがあると思ってください。期間が長ければ長いほど変動のリスクは大きくなります。
ボクは、多くの種類の株式に投資しておくことをオススメします。