クレジットカード情報盗用
クレジットカードの情報が盗まれて第三者に使われてしまう事件が増えているそうです。
クレジットカードが世に出てから長い年月が経過しています。
その間に、インターネットが登場し、普及しました。
世の中の仕組みが大きく変わったのに、クレジットカードの仕組みはおおまかには変わっていません。
カードに表示された情報があれば買い物できてしまう。
ある意味、セキュリティレベルの非常に低い仕組みがクレジットカードです。
最近は、店頭での支払い時に、暗証番号の入力が必要とされるケースも増えましたが、完全ではありませんし、インターネットショッピングでも、カード情報だけで済むコトがまだまだありますよね。
よく考えたら、恐ろしいですよね。
店員さんにカードを渡して、その店員さんがカードの情報を覚えてしまえば、それでもう、その店員さんは買い物をするコトができてしまうんですから。
必要な情報がすべて可視化されている。
大問題ですね。
銀行のキャッシュカードに暗証番号も印刷されているような状態です。
クレジットカードを間接的に使う
ボクもインターネットショッピングを使い始めて10年20年と経ちます。
当然ながら、クレジットカードで買い物です。
Amazonや楽天のような大手の名の知れた業者であれば、完璧とは言えないにしろ、ある程度、安心感はあります。
一方、名前も知らないような業者で買い物をしたコトもあります。
その場合、その業者に対して、クレジットカード情報を提供してしまうコトになるので、非常に大きなリスクになります。
暗証番号などの入力が必要なサイトだとしても、その業者に対してクレジットカード情報を渡してしまう点は同じです。
その業者が、そのカード情報を使って、別の暗証番号が不要なサイトで悪用できてしまいます。
そこで、ボクはずいぶん前から、クレジットカードでのダイレクトな支払いは行わないようにしています。
代わりに、メインとしてよく使うのが、PayPal(ペイパル)ですね。
PayPay(ペイペイ)じゃないですよ、PayPal(ペイパル)です。
PayPalはインターネットショッピングでの支払いに使えるインフラです。
PayPalが使える店舗であれば、その店舗に対して、クレジットカード情報を教える必要はありません。
あらかじめ、PayPalに、銀行口座かクレジットカードを登録しておきます。
PayPal以外で、セキュリティ向上のために使えるのは、バーチャルクレジットカードですね。
例えば、VプリカやKyash。
これらに、本物のクレジットカードを登録しておけば、それとは別のカード情報(16桁の番号や有効期限など)が発行されます。
これをバーチャルクレジットカードと呼びます。
買い物するときは、そのバーチャルクレジットカード情報を店舗に対して提供するだけなので、本物のクレジットカード情報を提供せずに買い物するコトが可能です。
しかし、バーチャルクレジットカードはあらかじめ上限額を設定できるので、万が一、バーチャルクレジットカードの情報が流出しても、その上限額で被害を止めるコトができるわけです。
例えば上限額を5,000円にしておけば、5,000円に達した時点でカードは使えなくなります。
なので、追加で使う場合は、本物のクレジットカードからチャージする必要があるわけです。
こうやって、ダイレクトにクレジットカードを使って買い物するよりも、セキュリティを強化するわけです。
今回は、3つの仕組みを紹介しましたが、重要なのは、もはやクレジットカード情報をダイレクトに提供して買い物をする時代は終わっていると言うコトです。
店頭で買い物するときも、できるだけ、クレジットカードそのものを使わずに、スマートフォンで買い物したほうが安全です。
被害が増えていると言うコトは、従来のやり方でカード情報が盗用されていると言うコトです。
クレジットカードの仕組みは、インターネットが普及するよりもずっと前に誕生したと言うコトを頭に入れて、できるだけ、従来の方法(店頭で店員さんに渡したり、インターネットショッピングでカード情報を入力する)では使わないようにする。
それが大切だと思います。