価格
モノやサービスを購入する際に2つの世界があります。
ひとつは必需品の世界。
もうひとつは趣向品の世界。
趣向品の世界では、価格なんてあって無いようなモノなので議論の対象にはなりません。
1億円のダイヤを欲しい人が9千万円に値引きしなければ買う気がしないのなら、それは趣向では無くなるからです。
ボクも、音楽製品をよく買いますが、それらは何の収益も生まないですし、実用性もありません。
なのにおカネをかけるのです。
必需品
一方の必需品の世界。
これは言い換えると、できるコトならおカネを出したくないけれど、必要だから出さざるを得ない品です。
では、どこまでコストを下げるか。
ボクの判断基準に取り入れるのは、表示されている価格だけではありません。
同時に、耐用年数を考慮します。
例えば、ボクの場合、いま使っている枕が約3万円でした。
一般的に3万円の枕って高級品かも知れません。
しかし、そこに耐用年数を加味します。
ボクは枕を最低でも10年間は使うと決めました。
3万円で10年間つまり120ヶ月。
1ヶ月あたり240円。
そうです。
高級枕を1ヶ月250円のサブスクリプションすると思えば良いのです。
わりと安いな、と。
しかも、10年を超えて使い続けるほど、1ヶ月単価は低下していくわけです。
ただし、もし、同等以上のクオリティの枕を1ヶ月250円以下でレンタルできるサービスがあれば、そちらを選ぶ方がトクなわけです。
実際には恐らく存在しません。
そう言う意味では、ボクの枕購買基準を満たしています。
もちろん、もっと安い枕はいくらでも存在しますが、それらは睡眠の質が落ちます。
必要な品質要求を満たしつつ、耐用年数を考慮し、1ヶ月当たりの価格で判断する。
これがボクの基準です。
表示価格の大小では無いのです。