携帯電話の電源をオフにしてください
先日、管理業務主任者の更新講習を受けました。
広大な講堂にイスが並んでいて、全席の背後にテーブルがあるので、後ろの座席の人がそのテーブルを使える仕組みです。
ざっと見たところ、講堂内には1000人くらい、いたでしょうか。
朝の9時半から始まって夕方5時頃までの長丁場。
開始前には、お約束の、
「携帯電話の電源をお切りください。」
の案内が。
携帯電話では無く多様な道具
昔の携帯電話は文字通り電話機でした。
通話するか、せいぜい、メールの送受信程度。
しかし時代は変わりました。
今の携帯電話はほとんどがスマートフォン。
通話機能はあまり使われず、多機能電子端末です。
例えば、ボクはiPhoneを使っているわけですが、スケジュールはすべてiPhoneのカレンダー。
アドレス帳もiPhone。
時計もiPhone。
支払いもiPhone。
時刻表もiPhone。
メールやメッセージもiPhone。
メモもiPhone。
地図もiPhone。
計算機もiPhone。
読書もiPhone。
カメラもiPhone。
辞書もiPhone。
各種データもiPhoneからクラウドに保管。
仕事もかなりの部分をiPhoneで行えます。
つまり、携帯電話の電源を切ると言うことは、ほとんど使わない通話機能がオフになると言うよりも、重要な道具の大半を使えなくすると言う意味です。
すると、講習の中で、気になることは、普段と違って、紙とペンで書く必要が出てきます。
iPhoneに記録しておけば、それを後から検索や転送など、様々に加工や活用ができますが、紙とペンだと、それで終わりです。
後から活用するなら、紙に書いたことをiPhoneで撮影してOCRで文字認識させる必要がありますが、手書きの文字なんてOCRで認識できる確率はめちゃくちゃ低いです。
あるいは、手書きの内容を後からiPhoneかパソコンで入力し直す、なんてことも可能ですが、完全に二度手間ですよね。
もうそろそろ、携帯電話の電源を切らせる時代は終わったと思います。
周りに迷惑を掛けないように、音が鳴らないモードにさせるのが筋だと思うんですよね。