非天マザー by B-CHAN

iPhoneの使い方、IT、金融、経済、不動産、保険、ビジネス、音楽、映画、ニュース、自己啓発などを語ります。

Appleの複雑な製品ラインナップ

Appleは特殊な会社

 

 

AppleがiPhoneの生産を縮小するようです。

 

jp.reuters.com

 

 

この手のニュースを聞いた人は、大きく2つに分かれます。

 

  • 単純にインパクトを受ける人
  • 冷静に考える人

 

 こんな有名な話があります。

コップに水が半分、入っているのを見て、

 

  • 半分も水が入っていると思う人
  • 半分しか水が入っていないと思う人

 

つまり、同じ現象を見ても、感じ方は人それぞれってコトですね。

 

7000万台を注文する予定が5000万台程度に縮小する。

それを見て、

 

  • 5000万台も注文するのか!
  • 5000万台しか注文しないのか!

 

どっちも同じなんですけどね。

数百万台クラスのメーカーから見れば、巨大な数字なのです。

 

ちなみに、スマホとして、iPhoneは台数では世界シェアは15%程度ですが、Appleの利益は全スマホメーカーの85%を占めます。

つまり、他のメーカーが全員で85個も作って15万円を分け合っているのに対し、Appleは一人で15個だけ作って85万円を得ていると考えれば、わかりやすいですかね。

 

今年もAppleは過去最高利益ペースの業績です。

台数シェアは減ってるのに利益は増える。

労働時間は減って給料は増える、まさにホワイト企業状態。

実に特殊な企業なんです。

トヨタでもソニーでも営業利益率は数%なのに、Appleの営業利益率は30%近くあり、まさにバケモノ企業です。

 

Appleの業績が落ちると懸念されますが、それは、スーパーサイヤ人3からスーパーサイヤ人2になる感じであり、一般企業から見たら、超絶的な業績です。

 

 

Appleの戦略ミス

 

 

さて、ここから書くのは完全にボクの個人的な感想なので、正しいか間違っているかは知りません。

思っているコトを書きます。

 

  • iPhone XS Max……6.5インチ、有機EL画面
  • iPhone XR……6.1インチ、液晶画面
  • iPhone XS……5.8インチ、有機EL画面

 

iPhone XS MaxとiPhone XSは画面サイズが違うだけで、機能・性能は同じ。

iPhone XRは廉価版の位置づけ。

 

この、微妙にサイズの違う3機種。

はっきり言いますが、必要ですかね?

 

かつて、倒産寸前だったAppleの再建のためにスティーブ・ジョブズが行ったのは、機種の整理。

シンプルイズベスト。

 

製造業の大原則ですが、ラインナップを増やすほど、在庫リスクも製造コストも上がります。

iPhoneは、初代からiPhone 5sまでは単一機種でした。

iPhone 6からは大小に分かれました。

でも、まだシンプルです。大きいのが好きな人と小さいのが好きな人、それぞれのニーズがあるからです。

でも、iPhone XS MaxとiPhone XSは有機ELで、廉価版であるはずのiPhone XRはiPhone XSよりも大画面。

いきなり複雑怪奇ですよね。

 

大画面と小画面の2種類で良かったのでは?

豪華な大画面iPhone XS Maxと、廉価で小さなiPhone XRだけ。

iPhone XS Maxは6.5インチの有機EL画面。

iPhone XRは4.7インチの液晶画面。

そうすれば、消費者もわかりやすいし、iPhone XRは、安くなって、かなり売れそう。

iPhone XS Maxは従来のPlusシリーズと本体サイズはほぼ同じなので違和感が無いですし、4.7インチiPhoneは従来からあります。

どちらも、従来のiPhoneユーザーになじむんですよね。

なぜ、わざわざビミョーに異なる3つのサイズを出したのか。

当然ながら、売上予測も在庫管理も部品調達も難しくなります。

 

Androidに対するiPhoneのメリットはフラグメンテーションの少なさだったはず。

Androidは、世界中に様々な性能・機能・サイズの膨大な種類の機種があり、すべてに対応するアプリを作るのは至難の業。

iPhoneは単一機種なので、アプリの開発負担が少ないんですよね。

でも今は、同時に3つの画面サイズに対応させる必要があります。

 

21世紀のAppleの驚異的な好業績によって、Appleは国家レベルの資産を持っています。

なので、多少、迷走しても、しばらくは倒産しません。

でも、好調なときこそ、原点に立ち返って、自社の特色を押し出すべきだと思うんですよね。

Appleの特色とはシンプルなコト。

 

思えば、Macに関しても、MacBook Airの立ち位置がビミョーですよね。

さらに軽いMacBookがあり、MacBook Proよりも性能は劣るけれど、それほど安くも無い。

今までに売れたMacBook Airの特色が消えました。

やはり、ラインナップが増えすぎ。

12インチのMacBookと13インチのMacBook Air、両方が存在する意味、あるんでしょうか。