保険料
かつて金融機関を渡り歩き、保険業界にもいたボクが久しぶりに保険の話。
みなさん、保険料ってわかりますか?
保険金と混同されがちですが。
保険料は、お客さんが支払うおカネ。
保険金は、お客さんが受け取るおカネです。
一生上がらない
終身医療保険の広告で、保険料が一生上がらないと謳っているモノがよくあります。
終身医療保険とは、保障が一生涯続く医療保険です。
ある意味、将来の負担がシミュレーションしやすくて良いのですが、一点だけ気を付けてください。
それは、保険料支払い期間です。
例えば現在40歳の人が加入して毎月5,000円の保険料が一生上がらないとします。
この人は、何歳まで保険料を払い続けるのでしょうか。
もし、保険料払い込み期間が60歳なら、60歳で保険料の払い込みは終わり、かつ、保障は一生涯続くのです。
長生きすればするほど、おトクですね。
一方、もし、保険料払い込み期間が終身となっていれば、保険料の支払いは一生続きます。
何歳まで生きるかわからないので、支払いもいつまで続くのか予測ができないのです。
当然、長期化すればするほど、総支払額はふくれ上がります。
長生きしすぎると逆に損益分岐点を割ってしまうかも知れませんね。
つまり、加入損。
これから終身医療保険に入るみなさん。
保険料払い込み期間を十分にチェックしましょう。