理屈っぽい人と熱い人
みなさん、こんにちは!
B-CHANです。
理屈っぽい人と情熱的な人は、対照的に語られることが多いですね。
理屈っぽい人はどこか冷たく、逆に、情熱的な人は人間らしい。
うーん、物事をあまりにも表面で考え過ぎですね。
ボクは常に言っていますが、物事も人間も表面ではなく中身を多面的に判断するのが大切なんですよ。
以前に書いた話を引用してみましょう。
ここに、手術を受けて無事に回復して退院した人が10人います。
その10人を調べてみると、10人とも同じ病院で手術を受けたことがわかりました。
それ以来、その病院に手術を依頼する患者が殺到するようになりました。
ある、病気の子供を持った親がいるとします。
その人はとても情熱的で、子供を治したいために、その人気のある病院に行って何度も頭を下げ、ついにその病院で治療を受けることになりました。
しかし、この病院の真実は次のとおりです。
その病院で手術を受けたのは1万人いました。
そして、その10人は奇跡的に生き残った10人で、残りの9,990人は命を落としました。
つまり、その病院での手術の成功率は、わずか0.1%なんです。
その病院で手術を受けることは非常に危険なわけです。
統計値というのは表面的ではなく論理的に矛盾がないかどうかをきちんと考えないと、まったく逆の結果を導いてしまうという話です。
ボクは何度も何度もこの話をしていますね。
その情熱的な親は、情熱的ではあったものの、論理的思考力が無かったため、非常に危険な病院に子供を入れてしまうことになるのです。
ホントに大切なことは、子供を助けることです。
論理的思考力を持った人なら、子供の安全を考えてその病院を避けるでしょう。
もちろん、その人が心の冷たい人なら、平気でその病院に入れるかもしれませんが。
ここまで書けばわかりますよね。
理屈っぽいとか情熱的とかは、人間の一面に過ぎないわけです。
論理的思考があっても冷たくてはダメ、情熱的であっても論理的思考力が無くてはダメ。
論理的思考と人間らしい温かさ、両方を兼ね備えた人こそが真に子供を救うことができるわけです。
あの人は理屈っぽい、とか、あの人は熱意だけ、と言った表面的な一面だけで人間を判断するのは大間違いです。
どちらか、ではなく、どちらも身につけることが大切。
もちろん、それ以外にも大切なことはたくさんあります。
たくさんのことを身につけるほど、人の役に立ちます。
だからこそ、人生は一生勉強なんです。
もちろんそれには、人の役に立ちたいという温かい心が必要ですね。
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