ソフトシンセ
その昔、シンセサイザーと言えば、こう言う機械でした。
その昔、と書きましたが、現行のマシンです。
このように、シンセサイザーとは、実際に鍵盤のある実物のマシンだと言うのが世間の常識だと思いますし、ボクも大好きです。
しかし、今の世の中、実は、シンセサイザーと言えば、ソフトシンセが主流なのです。
上記のシンセは実物なのでハードシンセ。
それに対するソフトシンセ。
そうです。ソフトウェアです。
パソコンやスマホ、タブレットで動きます。
ハードシンセは、一度開発してしまえば、それを売り続ける必要があります。
一方のソフトシンセは、開発後にもどんどん不具合の修正や新機能の搭載などのアップデートが可能です。
1台のパソコンに色んなソフトシンセをインストールするコトも可能。
鍵盤が1台あれば、あとは複数のソフトシンセを操る。
それが今の時代の「普通」です。
プロのミュージシャンも、そうやって曲を作る人が多いのです。
ソフトだからディスカウントしやすい
ハードシンセは工業製品なので、製造コストには材料費や光熱費や人件費や運搬費や在庫費など、さまざま乗っかってきます。
値下げをすると、それらが回収できず、大赤字になります。
でも、ソフトシンセは、最初に開発してしまえば、それ以降の流通販売コストは限りなく低いんですよね。
ユーザーがダウンロードするだけですから。
だから、ディスカウントしやすいのです。
例えば、ボクがよく訪問するPLUGIN BOUTIQUEと言うサイトで、今、Iris 2と言うソフトシンセが無料です。
厳密には、他の何らかのソフトシンセを買えば、無料で付いてくるんですね。
なので、数百円程度の安いソフトシンセを買えばいいのです。
それだけで、定価16,178円のIris 2が手に入ります。
ボクもとりあえず、もらっちゃいました。
ボクが買ったのは、Loom IIと言うソフトシンセ。1,628円でした。
1,628円で、Loom IIとIris 2が手に入りました。
このように、ハードと違ってソフトは機械としての実態は無く、あくまでもソフトウェアプログラム。
当たり前のように誰もがアプリを使っていますが、実は、アプリって人類の最大の発明のひとつだと思うんですよね。
流通コストを激変させたと言う意味で。